犬の感情変化を測定する「イヌパシ―」、長く噛むことが幸せな気分につながる

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2024年06月02日 12:01  BCN+R

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スペクトラムとラングレス、噛むことが犬の感情にどのような影響を与えるかに関する調査結果を公開
 スペクトラム ブランズ ジャパンは5月14日に、ラングレスと協働で、飼い主と愛犬のペアを対象に実施した、噛む行動に関する調査結果を発表した。同調査は、4月12日〜5月2日の期間に行われ、36件の回答を得ている。

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●「牛皮ガム」がハッピーや集中で高いスコア

 同調査は、スペクトラム ブランズ ジャパンとラングレスが4〜5月に行った、科学的探究プロジェクト「愛犬のこころ・もっと探求プロジェクト」の一環として行われた。具体的には、スペクトラム ブランズ ジャパンにおける噛むおやつのブランド「DINGO」の「牛皮ガム」を愛犬とその飼い主に提供して、その際の心拍反応をラングレスが開発・販売している「イヌパシー」で読み取ることで、ストレス度や幸福度を測定している。

 調査結果によれば、「牛皮ガム」はハッピーの「Realtime(瞬間的にもっとも優位になった感情の量)」と「Process(感情変化の推移)」の2つの分析において、ともにもっとも高い値を示しており、犬は噛んでいる間ずっと安定したハッピーを感じ続けていることが明らかになった。

 「おやつ」で感じるハッピーは、期待が高まる「マテ」の瞬間がもっとも高く、時間の総量も低い。「おもちゃ」は、一緒に遊ぶ飼主の動きが関係しているのか、「牛皮ガム」によるハッピーの安定感には及んでいない。

 「牛皮ガム」は、「集中」を感じている瞬間、時間の総量ともに高く、おもちゃやおやつとの圧倒的な差が明らかになっている。

 「ストレス」の比較では、「牛皮ガム」はどう攻略しようか悩むことが、感情変化の推移分析におけるストレスとして現れているものの、一方でもっとも優位に現れた感情分析において、ストレスが一番低かったのは「牛皮ガム」だった。「おやつ」は、もっと食べさせてほしいといった欲求の満たされなさが、ストレスとして数値化された可能性があるという。

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