池松壮亮、目黒蓮主演『海のはじまり』でフジ連ドラ初出演 母を亡くした海に寄り添う青年役【コメント全文】

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2024年06月03日 05:30  ORICON NEWS

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『海のはじまり』に出演する池松壮亮 (C)フジテレビ
 俳優の池松壮亮が、目黒蓮(Snow Man)が主演を務めるフジテレビ系“月9ドラマ”『海のはじまり』(7月1日スタート、毎週月曜 後9:00※初回30分拡大)に出演することが3日、発表された。同局系連続ドラマ初出演となる池松は、南雲水季の職場の同僚で、娘・海(泉谷星奈)に寄り添い続ける青年・津野晴明を演じる。

【写真】パパの顔に…初の父親役を演じる目黒蓮

 今作は、主人公・月岡夏(目黒)が、大学生だった時に付き合っていた交際相手であり、別れて以来、7年もの間会うことがなかった水季の死をきっかけに、自分と血のつながった娘・海の存在を知ったことで人生が変化していく物語。

 『silent』(2022年/フジ)の脚本・生方美久氏、演出・風間太樹氏、 村瀬健プロデューサーが再び結集。人と人との間に生まれる愛と、そして家族の物語を丁寧に描く、“親子の愛”をテーマにした完全オリジナル作品を送る。

 今作において1つの大きなテーマとなるのが“親子の愛”。人はいつどのように“父”になり、いつどのように“母”となるのか。自分の子どもが7年間生きていることも、これまでをどう生きてきたかも知らなかった夏と、突然自分の人生に現れた海という2人の関係や、亡くなった彼女と娘との間の母と子の関係など、登場する人物たちの中にある“親と子”の間に生まれる感情をリアルに、そして丁寧に描き、紡がれていく作品を届ける。

 池松が演じる津野は、水季が夏と別れたあとに働いていた図書館の同僚。津野は、水季が海といられないときに海を預かってあげたり、保育園のお迎えに行ったり、シフトの調整をしたりと仕事面だけでなく、さまざまな場面で育児や生活についても水季と海を支えてきた。

 水季の葬儀で、海がひとりぼっちにならないようにそばにいるときに偶然、夏と出会う。名前だけ聞いていた海の父親と初めて対面した津野は、夏が水季の事情を何も知らないことを知り「この7年のこと、ほんとに、何も知らないんですね」と言い放つ。

 池松は「演じるうえで難しい役どころだと感じていますが、こういう人だ、こういう役割だと最後まで決めつけず、ワンクールという長い時間をかけて、津野という人に一つひとつ出会っていけたらなと思っています」と意気込んだ。

【コメント】
■池松壮亮(津野晴明役)
――出演オファーを受けての印象は
これまでほとんどドラマを通ってこなかった自分に、このような作品のオファーが届いたことに初めは驚きました。『silent』以降、すばらしい物作りをされるチームがあるといううわさを耳にしていました。場違いにはならないか、自分が参加することでこの既にすてきなドラマを少しでもより良いものにできるのか、考える時間をたくさんいただきましたが、プロデューサーの村瀬さんと出会い、生方さんの生み出す脚本に出会っていくうちに、深く、確かにこの物語に魅了されていくのを感じました。

――台本を読んでの印象は。
親子とは何なのか、過去と今と未来とともに生きながら、人が人を思うとはどういうことなのか。この壮大なテーマに、丁寧に心を込めて向き合い、ダイナミックに挑むこの脚本に大きな感銘を受けました。さまざまな愛の形があり、私たちがつながりの中で生きていることを思い出させてくれるような確かな物語でした。愛に答えはでませんが、愛とは何かを問い直すということに、この作品の大きな意味を感じています。

――津野の印象、演じる上での意気込みは。
演じるうえで難しい役どころだと感じていますが、こういう人だ、こういう役割だと最後まで決めつけず、1クールという長い時間をかけて、津野という人に一つひとつ出会っていけたらなと思っています。

――視聴者へのメッセージ。
たくさんの方に愛される作品になるように、この夏のみなさまの楽しみ、思い出深いドラマになるように頑張ります。

■村瀬健氏(プロデュース)
すばらしい役者さんが、『海のはじまり』に参加してくださります。それも、まさかの池松壮亮さんです。正直、池松さんを地上波連ドラにお迎えできるとは思っていませんでした。今回、どうしても池松さんに演じていただきたい役があったので、難しいことは承知の上でお声がけをさせていただきました。

脚本をお読みいただき、ご本人にお会いしてこの作品に込める思いと池松さんでなければならない理由を伝えさせていただいたところ、お引き受けいただけるとのお返事をいただき、その場で飛び上がりそうになりました。池松さんのお芝居のすごさに関しては、説明するまでもないと思います。悦(よろこ)びや悲しみ、優しさや強さといった感情はもちろんのこと、この世の正義も悪も、怒りも赦(ゆる)しも、そのすべてを何気ない表情やちょっとした仕草で表現されるすごい方だとずっと思っていました。感情を内側から表現するというか、心の奥にある隠された別の感情みたいなものを感じさせてくれる、言葉にできないすごい芝居をする方だとずっと思っていました。その池松さんのお芝居を、僕自身が連ドラで見たいと思ったのです。

10時間という長い時間をかけて人の心の移ろいを描けるのが連続ドラマの強みだと僕は思っています。このドラマで池松さんに演じていただく津野は、夏と別れた後、1人で海を育てていた水季のそばにいて、彼女にそっと寄り添っていた人物です。そのことを夏は全く知りません。水季の死をきっかけにして突如現れた夏に対して、津野は何を思うのか。そこから動きはじめる津野の感情、微妙に揺れ動いていく心を、池松さんにしかできない表現方法で演じていただけることを、僕自身が誰よりも楽しみにしています。

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