<叱る朝>わが子を学校へ送り出す「いってらっしゃい」、笑顔で言えずに自己嫌悪。怒りすぎて余裕がない

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2024年06月03日 09:30  ママスタセレクト

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わが子が出かけるときにかける、「いってらっしゃい」の言葉。「行ってください」だけでなく「いらっしゃい」=「来てください」も含まれていることから、そこに“どうか無事に帰ってきて”の気持ちが込められているのがわかります。

朝はドタバタで余裕なし。笑顔でわが子を送り出せない!



わが子を気持ちよく送り出してあげたいのはどんなママも同じでしょうが、いつもいつも「いってらっしゃい」を朗らかに言えるかどうかはまた別です。
『子どもを学校に送り出すとき、つい怒っちゃって自己嫌悪。玄関でニコニコ「いってらっしゃーい!」と見送れるママの余裕って、すごいわ』
ちょっと落ち込んだ様子のママから、ママスタコミュニティに投稿がありました。お子さんをつい怒ってしまったのは、いつまでも靴下を履かない、登校班の集合時間ギリギリにトイレに行く、靴のマジックテープがうまく貼り付かずにグズグズ、「傘を持っていきな」と声かけしたのに忘れる、などのドタバタがあったからとのこと。お子さんがまだ小学校低学年だと、ママが声かけをしなければいけない場面も増えるのでしょう。同じような朝の光景が繰り広げられる家庭は、投稿者さんのところだけではないようです。コメント欄には「うちも同じ!」と共感する声が届きました。
『同じです。今朝も出る直前に「水筒がない」「折りたたみ傘がない」と騒ぎ出した。「なんで早く言わないの!」と、怒ってしまった』
『ほぼ毎朝だよ。優先順位がおかしいんだよ。プリントも朝に出すし。時間ギリギリなのに急がないから、イライラする』
大人になれば「これは早くやったほうがいい」「これは後回しでも大丈夫」と、やるべきことの優先順位が瞬時にわかりますが、小さいうちはそれが苦手な子もいます。とにかく”今”を生きるのに精いっぱいで、物ごとを順序立てて考えることが難しいのかもしれません。

ママが朝のイライラを減らすために工夫できることは?


ママが朝、穏やかな気持ちでお見送りをできるかは、子どもの性格にもよるようです。
『うちもマイペースな子だったから、朝からイライラしていたな。ひとりで登校して遅刻するなら自業自得だけど、登校班があるとみんなに迷惑かけちゃうから困るよね』
投稿者さんが怒ってしまった理由のなかで、決定打になったのはこれではないでしょうか。わが子が遅刻するだけならともかく(それも叱りたくなるでしょうが)、周りに迷惑をかけるのは絶対に避けたいですよね。「わが子がひとりで登校するようになってからは、イライラしなくなった」というママからのコメントもありました。とはいえ、投稿者さんが毎朝イライラしないために、登校班を抜けるというのも、また違うように思えます。
『時間に余裕がないから怒ってしまうのでは。出る時間の設定を5分早くしてみたらどう?』
投稿者さんだって、もちろん怒りたくはない。でも結果的にそうなってしまうのは、たしかに時間の、そして気持ちの余裕がないからでしょう。「毎朝1時間くらい早起きして朝学習をするようにすれば、その後がスムーズだよ」という提案もありました。それができれば理想的ですが、1時間の早起きはなかなかに大変そうです。朝に弱い家庭なら、1分1秒でも眠っていたいのが本音かもしれません。まずは10〜15分の早起きはどうでしょう。時間を読み取りやすい大きな時計を用意し、お子さんに「この針がここに来たら、家を出る」と教えておくと目安になります。あまりにのんびりなら、時計の針を少しだけ進ませておくのもよさそうです。目標時間を少し過ぎても「登校班に迷惑をかけてしまう!」と、投稿者さんも焦らずに済みます。
『「トイレは起きたらすぐ」とか、支度する順番を細かく決めてルーティン化しておく。次に何をすればいいか本人にもわかりやすいし、習慣になればいちいち指示しなくても動くよ』
この提案をくれたママは、行動をルーティン化したことでお子さんを叱ることがなくなったのだとか。
ほかにも「1年生の頃はいちいち言っていたけど、2年生になった今は時計を見ながらかなり動けるようになった。叱ることも減ったよ」と、教えてくれたママもいます。今はドタバタかもしれませんが、学年とともにお子さんも少しずつ成長していくはずです。

送り出しの言葉に「無事に帰ってきてね」の思いを込めて



気持ちや時間に余裕がなかったりお子さんがマイペースだったりすると、ついイライラしてしまい、「いってらっしゃい」が笑顔で言えない朝もあるかもしれません。
『送り出すときはどんなに嫌なことがあっても、笑顔のほうがいい。無事に帰って来ることが当たり前ではないからね』
どんなにイライラしていても、笑顔で送り出すことを心がけているママは少なからずいます。わが子が毎日、無事に家に帰って来ることは、けっして当たり前ではないのです。投稿者さんもそれがよくわかっているからこそ、自己嫌悪におちいっていたのでしょう。
『「できるだけ笑顔で」とは思うけど、できない日もあるよ。帰って来たら、やさしく迎えてあげよう』
たまにはそんな朝があるのも仕方のないこと。「よくなかったな」とわかっているのですから、それで十分ではないでしょうか。ちなみにドタバタの小学校低学年を過ぎても、ママがイライラする朝はやってくるようですよ。
『私も高校2年生の娘を怒って送り出した。いちいち反抗的なのよ。何さまのつもりだろう!』
子どもの年齢によってママがイライラを感じるポイントも変わってくるのでしょう。「高校生になったら『いってらっしゃい』と言っても、返事さえしない」というコメントもありました。

できるだけ笑顔で、たまにイライラしながら、そして反省をして。繰り返すうちにきっと投稿者さんの”ママスキル”も上がり、余裕も生まれてくるのでは? お子さんが高校生になる頃には、返事もしてくれない後ろ姿にも「いってらっしゃい」と声かけできるママになっているのではないでしょうか。

文・鈴木麻子 編集・みやび イラスト・Ponko

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  • 月曜日の朝は何年生になっても愚図る。ってか、休み明けは必ず。だから、今朝『もうお前何年生やねん!休み明けになったら絶対↓
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