ツユ・miro、ライブ配信で複雑な胸中を吐露 メンバーの“事件”を受け涙の決意「そこにいた以上は責任を負わなきゃいけない」

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2024年06月03日 14:16  ORICON NEWS

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ツユ、メンバーが事件起こしライブ中止へ
 音楽ユニット・ツユのピアニスト、miroが2日、ライブ配信サービス「ツイキャス」を通じ、メンバーのぷすが起こした事件について謝罪。メンバーやスタッフの現在の状況なども明かした。

【画像あり】「突然のことでまだ混乱しています」メンバーのコメント

 ツユは、作詞作曲・ギター担当のぷす、ボーカル担当の礼衣、ピアノ担当のmiroからなる音楽ユニット。2019年に結成し、2022年にメジャーデビュー。YouTubeチャンネル登録者数は132万人。TVアニメ『東京リベンジャーズ』聖夜決戦編のエンディング主題歌「傷つけど、愛してる。」などを手がけた。

 1日にはユニットの公式Xを更新し、「お詫びとお知らせ」というコメントともに、予定していたライブ2公演の中止などを伝える文書を投稿。文書は所属するポニーキャニオンとの連名で発表され、5月31日より報道されているぷすが起こした事件について、「まずは被害者の方の1日も早い回復をお祈り申し上げます」とし、「今回の事態を重く受け止め、今月予定しておりました2公演を中止することといたしました」と報告した。

 この日の配信では、はじめに「今回の件についていろいろと迷惑、心配をおかけして本当に申し訳ありません」と謝罪。嗚咽まじりに約2分間にわたって声をつまらせ、「まずは被害者の方が1日も早く回復されることを心からお祈り申し上げます」と伝えた。

 ユニットは現在「舵を取る人間がいなくなったので、全部残された僕たちで舵を取って進めていかないといけない」状態だと言い、「礼衣ちゃんはじめ、(デザイナーの)AzyuNくん、マネージャーのカイくんが中心になって今動いているんですけど、みんな精神的にボロボロで、動けない状態。そんな状況下であることを理解してほしい」とファンに説明した。

 16日の公演をもってユニットからの卒業を発表していたmiro。この日の配信を決めた理由として「僕は一方的に卒業を言い渡された身ではあるんですけど、ツユを離れる心の整理がついていたので、こうして唯一発信できる立場なのかなと思っています」と明かした。

 ボーカルの礼衣に関しては「いきなりこんなことが起こるなんて誰しもが思っていなくて、礼衣ちゃんはメンバーという立場で一番ショックだったと思う。不安だろうし、こんなことになっているのに何もできないことがすごくストレスになっていると思う。みんなが騒げば騒ぐほどストレスになっていると思うし、僕がこうやって発信することでもストレスを感じていると思う」と慮った。

 そして、ユニットメンバーとして現時点までファンに向けたコメントなどを発信していないことについて、「彼女なりに言いたいことがたくさんあるはずなのに言えない。そういう状態にあることを察してあげてください」と呼びかけた。

 続けて「マネージャーももともとツユのファンで『何かしら手伝いがしたくて』と入ってきた人なので、ツユを終わらせたくないと必死なんです。でも、みんなの思いは止められないから葛藤している」「AzyuNくんも人生かけて忙しく動いてくれていて。それが、もしツユがなくなったら急に無職になるような感じになってしまう」と、関係者たちの心境や状況も伝えた。

 今後の活動については「みんながちゃんと回復してから、話し合って決めていかなきゃいけない。そこも察してあげてください。みんな『すぐに』って思っているけど、体が動かないんです。心が死んでしまって」と吐露。報道後に寄せられた声について「イジワルな見方をしている人もいたけど、突然降りかかったことなのでどうしたらいいのかわからなかった。そこを察してくれたら助かります」と思いを語った。

 ツユは12日に東京・品川ステラボール、16日に神奈川・KT Zeep Yokohamaで5周年を記念したライブを予定していたが、本件を受けて中止に。チケットは全額払い戻しとなる。miroは「楽しみにしてくれていたみんなに申し訳ない」と謝罪し、自身のラストライブでもあった2公演に関して「このライブで言いたいことがたくさんあった」と伝える。

 「今までの4年間、見守ってくれた人、ライブやイベントに参加してくれたみんなに対してお礼が言いたかった。ミュージシャンやスタッフの人たち、仕事とは言え、自分たちを支えてくれた人たちにもお礼が言いたかった。スタッフリストを読み上げて、一人ひとり『ありがとうございました』って言おうと思っていたんだけど…もうできなくなっちゃった。直接言わないでお別れ…お別れではないんだけど、ツユのメンバーとして伝える場所がなくなってしまった」と正直な思いも明かした。

 また、miroが2年越しで制作したピアノCD「TUYU Piano Collection」も発売中止となった。自身のツユとしての最後の作品になるはずだったCDと楽譜は行き場をなくし、自身の部屋を占拠しているそうで、「ここぞとばかりに張り切っていっぱい作っちゃったんです。おかげで住居スペースがない」と自嘲しながら、「楽しみに予約してくれた人に本当に申し訳ないです。僕も一生懸命作ったんですけど…。しょうがないですね、こうなった以上は」と再び声をつまらせた。

 配信の終盤では、改めてユニットの今後について、卒業する身として「もう言える立場ではないかもしれない」と前置きながら、「みんなそれぞれが一生懸命この件に向き合っていくという気持ちを持っていると思う」と伝えた。

 そして、自身も「これから世間の冷たい声もあるだろうと思うんですが、そこにいた以上は責任を負わなきゃいけないと思っているし、受け入れるしかない。事情を知っている人だったら理解してくれるかもしれないですけど、そうはいかないケースもあると覚悟をしている」とし、「これから活動もしていくという気持ちには切り替えられていないんですけど、そういうイメージを持たれてしまうのは変わらないことだと思って、やっていこうと思います」と決意を伝えた。

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  • 部屋を占拠してる CD ぐらいは売れないかなぁ…。   本人に入るお金は被害者の場所に回すとかで。
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