チェルシー、新指揮官就任を発表へ…マレスカ監督と5+1年契約締結か

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2024年06月03日 15:19  サッカーキング

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チェルシーに就任すると見られているマレスカ監督 [写真]=Getty Images
 チェルシーはエンツォ・マレスカ監督の就任発表が目前となっているようだ。2日、イギリスメディア『スカイスポーツ』や同『アスレティック』などが報じている。

 2022−23シーズンのプレミアリーグを12位で終えたチェルシーは、トッテナムやパリ・サンジェルマンなどを指揮した経験を持つマウリシオ・ポチェッティーノ氏を2023−24シーズンに向けて新監督として招へい。昨夏には前年に続いて大型補強を敢行したが、なかなかかみ合ったチームを構築することができず、リーグ優勝戦線からは早々に脱落した。一方でFAカップではベスト4、カラバオ・カップでは準優勝で終えたほか、リーグ戦も最後は5連勝を飾るなどして最終的には6位で終えて、来シーズンのヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)の出場権も獲得した。

 しかし、来季に向けた話し合いの末、移籍市場の権限などで上層部と合意できず。さらにはチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得できなかったという成績面や練習方法が古いことが負傷者続出に繋がったなどといった指摘もあった模様で、先月21日に「友好的に」双方合意の上でわずか1年で契約解除となった。

 すぐに後任確保へと動き始めたチェルシーは、数多くの候補者が挙げられていたものの、最終候補にはマレスカ監督(レスター)、キーラン・マッケンナ監督(イプスウィッチ)、トーマス・フランク監督(ブレントフォード)、そしてブライトンを退任したロベルト・デ・ゼルビ氏の4人に絞っていることが報じられていた。

 そんななか、チェルシーの共同スポーツ・ディレクターを務めるローレンス・スチュワート氏とポール・ウィンスタンリー氏ら主導の下、共同オーナーらも了承の上でマレスカ監督が有力候補に浮上。レスターには話し合いの許可をもらってから、直接交渉を開始し、同監督がチームに持つ知識の深さと広さ、チェルシーのプレースタイルを重視したほか、仕事への意欲に感銘を受け、ボール保持とポジショナルプレーに長けた同監督を招へいすることを決断したという。

 すでにマレスカ監督とは個人条件で合意しており、5年契約に1年の延長オプションが付随した契約を締結することが報道。問題はレスターとの補償金額となっていたが、800〜1000万ポンド(約16〜20億円)をチェルシーが支払うことで合意した模様で、3日中にも正式発表される見込みとなっているようだ。

 なお、マレスカ監督はレスターから6人のスタッフをチェルシーに連れていくと見られており、その中にはかつてチェルシーでもプレーした元アルゼンチン代表GKウィリー・カバジェロ氏も含まれていることが伝えられている。

 現在44歳のマレスカ監督はイタリア出身で、現役時代にはユヴェントスやボローニャ、フィオレンティーナ、セビージャなどでプレーし、2017年の引退後に指導者へ転身。アスコリやセビージャ、ウェストハムのアシスタントコーチを歴任後、マンチェスター・シティのU−23チームやパルマで監督を務め、2022年夏にマンチェスター・シティのアシスタントコーチに就任した。ジョゼップ・グアルディオラ監督の下で経験を積むと、2023年夏にはレスターの指揮官に就任。チームをチャンピオンシップ(2部)優勝と1年でのプレミアリーグ復帰へと導いていた。

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