夢展望の子会社「トレセンテ」がドメインの盗難被害を公表、公式サイトが閲覧できない状態に

　夢展望が、同社子会社ブランド「トレセンテ（TRECENTI）」の公式サイトで使用しているドメイン（trecenti.com）の盗難被害を発表した。現在サイトは閲覧できない状態になっている。なお、6月3日時点で、個人情報の流出や公式サイトのサーバーへの不正アクセスなど、ドメインの盗難以外の被害は確認されていない。

　同社によれば、5月31日9時頃から公式サイトが閲覧できない状態になり、調査を開始。29日に第三者が公式サイトのドメイン管理会社へ不正にアクセスしたとみられ、その後海外のドメイン管理会社へのドメイン移管処理が行われたという。現時点で判明している不正アクセスの被害は、ドメイン管理会社の管理画面へのIDとパスワードの盗難被害のみで、ユーザー情報などは別サーバーで保管されており、そこへの不正アクセスは確認されていない。また、トレセンテの公式オンラインサイト（trecenti.net）は影響を受けておらず、現在も通常通り稼働している。
　同社は現在、警察や弁護士など関係機関への報告・相談を行いながら、引き続き影響を最小限に留めるよう対応に努め、復旧に取り組んでいる。また、公式サイトに使用しているドメインが、交渉することが困難な海外のドメイン管理会社に移管されていることから、取り戻せない可能性が高いため、今後は別途新たなドメインを入手し、そこにトレセンテの公式サイトを復旧させる予定だという。