吉瀬美智子が“憧れの存在”と語る、70代の大物俳優2人とは「あの色気…」

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2024年06月04日 16:10  女子SPA!

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 俳優の吉瀬美智子さんが、人気シリーズの最新作・映画『帰ってきた あぶない刑事』に出演しました(2024年5月24日公開)。

 タカ(舘ひろし)&ユージ(柴田恭兵)の前に現れる謎の美女、ステラ・リー役で、ミステリアスな存在感で魅了しています。

 劇中では高級な毛皮のコートを颯爽と着こなす吉瀬さん。急なオファーが来てもいいように日頃の鍛錬を欠かさないと言います。“あぶ刑事”の魅力から、日々大切にしていることまで、話を聞きました。

◆今年から週1でトレーニング「ハリを出したくて」

――人気シリーズの『あぶない刑事』の現場はどうでしたか?

吉瀬:全員が信頼し合っている現場で、その場で話し合いを重ね、セッションのようにして撮影が進行していく現場でした。舘さんも、柴田さんのお芝居のアイデアを取り入れているということをサラッとおっしゃったり、とても謙虚なんですよね。柴田さんもですが、お話をしていても人間的にすばらしいお二方だと思いました。

――今回は高級な毛皮を着こなす謎の美女役ですが、いつそういう役が来てもいいように日頃から準備をしていたりしますか?

吉瀬:ボーダーラインを超えないようにしています。ある一定のところまで来たら、ちゃんとトレーニングをしなくては、と決めています。今回のようなキャラクターで呼ばれることも多いので、顔を見てちょっと太ってきたなと思ったらセーブしてみたり、映りは気にしますかね。カッコいい役をいただいた際は、それに合うような準備をします。

ただ、年齢のこともあるので普段からトレーニングをしていないといけないと思い、筋トレなどはしていましたが、今年から週に1回くらいですが、トレーニングに行けるときは行っています。

――週1回とは言っても、変わるものですか?

吉瀬:変わりますね。ハリが出ます。どちらかと言えばやせていってしまうタイプなので、何もしないとシワっぽくなってしまうんです。なのでハリを出したくて、ジムに行くみたいな感じですね。

◆楽しもうと思えば、いくらでも近くに落ちている

――俳優という職業は、肉体的にも精神的にも大変かと思いますが、気持ちの上で心がけていることはありますか?

吉瀬:毎日楽しく、ですね。これに尽きると思います。昔は5年後、10年後、先のことを言っていたこともありましたが、今は思いもよらない、いろいろなことが起るじゃないですか。なので、日々いつ何が起きても幸せと言える状態で、一日一日を楽しく過ごそうという考え方に変りました。先々を考えても分からないので、日々を大事にしていこうと。

――楽しもうと思って楽しめる、そういうポジティブさをお持ちなんですね。

吉瀬:わたしはお酒1本あれば楽しくなっちゃうんです(笑)。本当に平和な人なんです。それでリセット出来るので、毎日楽しいです。そういうものが見つかるといいですよね。趣味でもいいと思うのですが、見つけようと思うとなかなか趣味って見つからないですしね。

あとは日々よく笑うことですかね。ちょっとしたことでも笑う“ゲラ”なのですが、笑う門には福来るじゃないけれど、そういうこともあると思うんです。なので誰かと外でご飯を食べたり、常に楽しいことを探しています。

◆舘ひろしと柴田恭兵は「本当にあこがれの存在」

――本作は、舘さんと柴田さんの70代とはまったく思えない変らぬ魅力も話題ですが、共演されて思うことはありましたか?

吉瀬:本当にあこがれの存在です。女子から見てもああなりたいと思う。舘さんが「オレは芝居なんてできないんだよ」とおっしゃっていたのですが、もちろん、本当はできているんです。「セリフも覚えられない」とか謙虚におっしゃるんです。でもそう言われると、わたしもホッとする瞬間があって。落ち着くんですよね。

――気遣い、優しさということなのでしょうか。

吉瀬:もともとわたしはモデルからスタートしていて、芝居畑からではないので、お芝居をしていても、どこかそういう想いがあったんですよね。なので、舘さんがそうおっしゃってくださったことに、共感できる部分があったと思うんです。そういうモデルケースが先輩でいらっしゃると、ありがたいと言いますか。

――あこがれとの存在ということですが、ご自身もそういう先輩でありたいですか?

吉瀬:そうですね。あの体形を維持されていて、そしてあの色気です。遊びも得意でしょうから、好きなことをやっていらっしゃると思いますし(笑)、あの年齢までお仕事もずっと続けていられることは、なかなか普通に考えたら難しいと思うんです。でも謙虚で柔軟性がある考えをもっていらっしゃるから、そういうことをサラッと言えてしまう。素敵だなと思います。

<取材・文/トキタタカシ 撮影/塚本桃>

【トキタタカシ】
映画とディズニーを主に追うライター。「映画生活(現ぴあ映画生活)」初代編集長を経てフリーに。故・水野晴郎氏の反戦娯楽作『シベリア超特急』シリーズに造詣が深い。主な出演作に『シベリア超特急5』(05)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)などがある。現地取材の際、インスタグラムにて写真レポートを行うことも。
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