“映画監督”千葉雄大、脚本でも奮闘 役者としての目線も意識「腑に落ちないところがないように…」

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2024年06月04日 16:59  ORICON NEWS

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『SSFF & ASIA』OPセレモニーに出席した千葉雄大 (C)ORICON NewS inc.
 米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭『ショートショートフィルムフェスティバル&アジア 2024』(略称:SSFF&ASIA)のオープニングセレモニーが4日、東京・LINE CUBE SHIBUYAで開催。『アクターズ・ショート・フィルム4』から、千葉雄大、仲里依紗、福士蒼汰、森崎ウィンが登壇した。

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 千葉監督作『ハルモニア』には、主演の一ノ瀬颯演じる俳優・よしあきの誕生日会に集まる仲間たちとして工藤遥、ヒコロヒー、山崎樹範が出演、全員の息の合った会話にも注目が集まる。千葉は「脚本から書かせていただきました。出役をやっている限り、腑に落ちないところとか、言いにくいところがないように書いたつもりだったんですけど、現場で聞かれた時に、ディスカッションをしていくことになり、そこの難しさと楽しさを実感しました。編集や美術打ち合わせとか、普段できない作業ができたことも楽しかったです」と満面の笑みを浮かべた。

 さらに、作品の構成として「もともとはこの話自体、4人の会話劇だったのですが、お話をもっとより伝わりやすくするために、誰かの目線を入れたほうがいいんじゃないかと考えました。僕自身もインタビュー中にふと我に返ることがあって、関係ない第三者だからこそ話せることもあったりするんじゃないかなと思った経験がありました。なので、仲いい人がいなくても、誰かが自分のことを見てくれるかもしれない」との意図も打ち明けていた。

 今年の『SSFF&ASIA』は「Illuminate Your Life〜いのち照らせ セカイ照らせ」をテーマに、「いのち」「人生」「生活」と、それを取り巻く「セカイ」を照らし出す各作品を発信。オープニングセレモニーを皮切りに、17日まで開催される5ヶ所のリアル会場とあわせ、世界約114の国と地域から集まった4936点以上の中から、選りすぐりの約270作品を上映する。

 上映作品には、同映画祭史上初となる全編をAIが制作したショートフィルムや、パレスチナの難民キャンプを舞台にした物語、ミサイル攻撃を生き残った人々のスマートフォンフッテージから制作されたドキュメンタリー、宗教や文化の違いを背景に描かれるダイバーシティを訴えかける作品など、「いのち」や「LIFE(人生・生活)」を描く作品が多く集まった。
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