ラウール、眼光鋭く金髪ヤンキー高校生を熱演「今日はずっと血だらけ」 体当たりアクションに挑んだ撮影裏をリポート

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2024年06月05日 07:01  ORICON NEWS

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映画『赤羽骨子のボディガード』に出演するラウール(Snow Man)(C)丹月正光/講談社 (C)2024 映画「赤羽骨子のボディガード」製作委員会
 9人組グループ・Snow Manのラウールが主演する映画『赤羽骨子のボディガード』(8月2日公開)の撮影現場からレポートが到着した。今作では金髪ヤンキー高校生役にふんし、全力アクションに挑戦。現場で試行錯誤しながら自分なりの“威吹荒邦”を作り上げるラウールの姿に迫った。

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 『週刊少年マガジン』(講談社)で連載中の、丹月正光氏による人気漫画を実写化。とある事情で命を狙われることになった赤羽骨子(あかばね・ほねこ/出口夏希)。大好きな彼女のためにボディガードとなった威吹荒邦(いぶき・あらくに/ラウール)に与えられたミッションは、彼女にバレることなく守ること。果たして、そのミッションを無事にクリアすることはできるのか。

 3月末の汗ばむ陽気に包まれた日。関東近郊の巨大な倉庫のセットで昼夜逆転、完全ナイター体制で撮影が行われた。映画『変な家』が大ヒットした石川淳一監督のもと、見た目はオラオラ系、中身はピュアな金髪ヤンキー高校生・威吹荒邦としてラウールがそこに降り立つ。荒邦の目的はただひとつ。密かに想いを寄せる幼なじみの赤羽骨子を、卒業までの1年間守り抜くこと。だが骨子のボディガードは荒邦だけではなかった。

 映画『ハニーレモンソーダ』(21)以来の単独主演作に挑むラウールは『ハニレモ』と同じく再び鮮やかな金髪スタイルに変身。だが3年前と比べて明らかにたくましくなった姿はボディガードとしての貫禄十分。撮影前から猛特訓を積んだというハードなアクションシーンの数々でも、その高い身体能力を見せつける。

 この日の撮影は骨子以外の3年4組のメンバーが勢揃い。撮影の合間、夜の倉庫内で椅子を並べ楽しそうにクラスメイトたちとおしゃべりに興じるラウールだが、よく見るとその顔には血のりがベッタリ…。「今日はずっと血だらけです」と笑っていたが、実は荒邦はけんかっ早いがゆえにボコボコにやられるシーンも多め。この日も敵に鉄パイプで殴られた挙句に拘束されるという、なかなかの受難シーンが続く。

 そんな荒邦の前に颯爽(さっそう)と現れるクラスメイトたちも、全員個性爆発の面々。司令塔としてクラスをまとめる染島澄彦(奥平大兼)、骨子の親友で空手家の棘屋寧(高橋ひかる※高=はしごだか)など、それぞれのスペシャリストとして特殊な訓練を受けた精鋭ばかりだ。

 倉庫のシャッターがゆっくり上がり、足元からジリジリと全員の姿が表れる一連の流れは、計算されたライティング効果もありゾクゾクする登場シーン。その後一気に大乱闘になだれ込むシークエンスも大迫力で、ラウールも楽しそうに撮影を見学していた。

 深夜の撮影は終始テンション高く進み、ついに染島が荒邦にクラスメイト全員が骨子のボディガードであることを明かす。衝撃の告白を受けた直後の荒邦のアップの表情芝居は、映画全体のトーンを決める重要なもの。セリフこそないものの、さまざまなバリエーションをラウールと監督で模索していく。

 「あごを引いて、ちょっと睨(にら)みつけるように…」(石川監督)「少し幼く見えちゃうかな? 本当に微妙なニュアンスですね」(ラウール)など2人で何度も話し合いながら、ベストな表情を突き詰めていく。絶対に諦めない荒邦の眼光鋭い表情が鮮烈な印象を残している。

加藤達也プロデューサーは「これだけ個性的で華やかなキャストさんたちの中心に、負けない存在感で埋もれずにいてくれる方はラウールさんしかいない。彼の天性の明るさ、陽のエネルギーが必ず伝わる作品になると思います。ラウールさんはもちろん、全員がこちらの期待を軽く超えたお芝居をしてくれているのでぜひ公開をお楽しみに!」と期待を高めている。
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