柳楽優弥主演、映画『夏目アラタの結婚』中川大志、丸山礼、市村正親ら出演 死刑囚に翻ろうされる役どころ

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2024年06月05日 07:01  ORICON NEWS

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映画『夏目アラタの結婚』9月6日公開(C)乃木坂太郎/小学館 (C)2024映画「夏目アラタの結婚」製作委員会
 主演・柳楽優弥、ヒロイン・黒島結菜、監督・堤幸彦で実写映画化が発表されていた『夏目アラタの結婚』(9月6日公開)に、中川大志 丸山礼 立川志らく、福士誠治、今野浩喜、市村正親らが出演していることが発表された。あわせて、新キャラクターも登場する特別映像が公開された。

【動画】映画『夏目アラタの結婚』中川大志らも登場する特別映像

 事件の真相を探るために連続殺人犯の死刑囚にプロポーズすることから始まる、衝撃の獄中サスペンス。『医龍-Team Medical Dragon-』などの乃木坂太郎氏が2019年から「ビッグコミックスペリオール」(小学館)で連載し、今年1月に完結した同名漫画を原作としている。

 日本中を震撼させた連続殺人事件の遺族から相談を受け死刑囚に会いに行く元ヤンキーで児童相談所の職員である主人公・夏目アラタ役を柳楽。物語の鍵を握る“品川ピエロ”の異名をもつ連続殺人犯にして死刑囚の品川真珠役を黒島が演じる。

 中川が演じるのは、品川真珠の弁護士・宮前光一。二転三転する真珠の供述に翻ろうされながらも、彼女の無実を信じ奔走する。撮影で印象に残ったシーンを聞かれると、中川「やっぱり裁判シーンですね。僕が演じた宮前は弁護士の役だったので、裁判のシーンは一つの見せ場でした。事件の時系列を説明したり、専門的な用語がたくさんある台詞を覚えるのは苦戦しましたし、緊張の連続でしたが、とても楽しく演じきることができました」と手ごたえを明かしている。

 夏目アラタを演じた柳楽については、「柳楽さんはすごく尊敬する先輩で、大好きな役者さんなので、いつかご一緒できたらいいなとずっと思っていました。今回共演することが出来てうれしかったですし、とても優しくてチャーミングな方なので、現場ではいつも楽しく過ごさせていただきました」と柳楽への尊敬の思いと、待望の映画共演の喜びを明かした。

 逆に役柄が影響してか黒島とは現場ではほとんど話さなかったという中川は「黒島さんとは、死刑囚と弁護士という2人の絶妙な距離感を保ちながらお芝居していました。黒島さんが、真珠のキャラクターをどの様に成立させるか葛藤しながら、自分の中で噛み砕いて戦っている姿を見ていたので、その姿に心を動かされましたし、僕もそこにシンクロさせながら演じることができました。真珠の得体のしれないパワフルさや、周りの人たちの心をどんどんかき乱して引き込んでいく姿は魅力的ですし、僕自身も自然と引き込まれていってしまいました」と自身の演じる役と自然とリンクしながら黒島演じる真珠の魅力に引き込まれたいったことを明かしている。

 丸山が演じるのは、アラタの先輩の児童相談所職員・桃山香。アラタの様子を心配しながらも自身も真珠と接することで翻ろうされ次第に心酔していく。バラエティやSNSを中心に多岐にわたって活躍する丸山だが、本作でついに映画初出演をかなえた。丸山は撮影を振り返って印象に残るシーンを聞かれると、「やっぱり真珠とのシーンかなって思います。本当に何回も緊張するシーンを撮らなくてはいけず、帰ってから肩がガチガチになるぐらいで、すごく大変でした。黒島さんとは同い年というのもあったので対面するときは私個人としての感情を井戸を掘るぐらいの感覚で(笑)ブシャーっと出していくようなイメージで気持ちを作っていたので、そこを楽しんでもらいたいなと(笑)」と役柄と自身を重ねながら演じたと語った。

 児童相談所の同僚として共演した柳楽については、「私からするとすごいレジェンドすぎる方なので最初どうして良いかわからず、本当に失礼なんですけど、握手を求めちゃいましたね(笑)。『握手してすみません』というところから始まったのですが、そこから、休みの日に何するのとか、流行りの写真の撮り方などの話をさせていただいて、距離が縮まっていったと思います。私は絵文字が好きなんですけど、柳楽さんはハートに炎が上がっている絵文字が好きだって言ってました(笑)。本当にいつもニコニコされていてお話ししやすく、現場では一番たくさんお話しさせていただきました」と現場での柳楽との和やかなエピソードを明かした。

 市村が演じるのは、訴審の裁判長で真珠の本心を疑う神波昌治。真珠の言動を懐疑的に見ながら裁判を見守る。裁判長という役柄について市村は「僕が演じた裁判長の神波の人間性っていうのは、裏の裏のさらにもう一つ裏まで見据えているような男なのかなと。一見すると何を考えているのかわからない雰囲気の中で、奥の奥の奥をずっと見ているように感じさせるように常に意識していました」と振り返っている。

 印象に残ったシーンについては「黒島さんの演じた真珠は個性が強く、見ているこちらもあっと口が開いてしまうくらいの演技をされていてすごかったです。裁判中にキレかかってきた時の芝居は、演技なのか本気なのかわからないような感じで、近寄りたくないなと思わず思ってしまうくらいでした。そういう裁判の場面での真珠の表現の仕方が面白かったですね。決して大きくはない体の中に真珠の全てを詰めて、核をしっかり持ってきているなとひしひしと感じました」と黒島の熱演を賞賛した。

 また、柳楽についても「優弥はほかの舞台で一緒になったことがあります。彼は子役の頃から賞を取ったりして今日までキャリアを詰み続けてきたんですよね。ほかでもいろいろな良い仕事していて…実はマッサージトレーナーも一緒なんですよ。だから僕にとってはどこか息子のような感じがあり、温かい目で見守っていました」と信頼を寄せていた。

 このほか、志らくはアラタの行動を注視する児童相談所の所長・大高利郎役、福士は真珠を追い詰める検事、桜井健役、今野は面会室でのやり取りを見張る刑務官・井出茂雄役で出演する。

 新たに解禁された特別映像では、中川演じる弁護士の宮前ら新キャラクターたちが、事件を巡り品川真珠に振り回され翻ろうされていく様子が描かれており、観ている側も引き込まれる緊迫の映像となっている。アラタのみならず、宮前らも巻き込んでいく事件の驚愕の真実とは…。登場人物たちが黒島演じる死刑囚・品川真珠に狂わされていく様に注目だ。


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