2025年のWRCに中東ラウンドが復活。サウジアラビアが10年の長期開催契約を結ぶ

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2024年06月05日 20:30  AUTOSPORT web

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サウジアラビア自動車・オートバイ連盟およびサウジアラビア・モータースポーツ・カンパニーの会長であるハリド・ビン・スルタン・アル・アブドラ・アル-ファイサル王子
 WRCプロモーターは6月1日、サウジアラビアとの画期的な10年契約を正式に発表し、2025年からWRC世界ラリー選手権のカレンダーにサウジアラビア・ラウンドが加わることを確認した。

 今季第6戦『ラリー・イタリア・サルディニア』の会期中に現地でアナウンスされたこの長期契約は、2011年のヨルダン・ラリー以来初めてWRCが中東に復帰することを意味する。

 ラリー・サウジアラビアは、火山岩地帯から広大に広がる砂漠まで、この国の多様で挑戦的な景観を紹介することを約束し、WRC史上かつてないコンディションでクルーに斬新な競争を提供することになる。

 なお、サウジアラビアはWRCでは新しい開催国となるが、ダカールラリーをはじめ、F1、フォーミュラE、GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ、さらにサッカー、ゴルフなど数多くの国際スポーツイベントのホスト国として実績を誇っている。

 サウジアラビア自動車・二輪車連盟およびサウジアラビア・モータースポーツ・カンパニーの会長であるハリド・ビン・スルタン・アル・アブドラ・アル-ファイサル王子は、WRCをサウジアラビアに迎えることを歓迎するひとりだ。

「2025年に初めて世界ラリー選手権が開催されることを大変うれしく思う。世界的に有名なレーシングシリーズがまたサウジアラビアにやってくることで、我が国が中東地域のモータースポーツの主要ハブへと変貌を遂げていることを確認することになる」と語った王子。

「来年以降、サウジアラビアではF1、フォーミュラE、エクストリームE、ダカールラリー、そしてWRCの『ラリー・サウジアラビア』が開催されることになる。これは並外れた偉業と言えるだろう」

 FIA国際自動車連盟のモハメド・ベン・スライエム会長は、「これは中東のモータースポーツにとって素晴らしい瞬間だ」とコメント。

「WRCが最後にこの地域を訪れてから10年以上が経ち、私自身の経験からも2025年にラリー・サウジアラビアが開幕する際に、ドライバーとコドライバーが直面するユニークな課題についてよく理解している」

「ラリー・サウジアラビアは、中東の国々や同地域の選手たちが世界の舞台で自分たちの才能を披露する絶好の機会になるだろう。サウジアラビアでこのスポーツを推進し、発展させ続けているハリド・ビン・スルタン・アル・アブドラ・アル-ファイサル王子にとても感謝している」

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