転職における「書類選考の通過率」は30%  突破するための具体的な対策とは

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2024年06月05日 20:50  まいどなニュース

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書類選考は転職成功に向けた第一歩

書類選考は転職成功に向けた第一歩です。しかし、通過できず、次のステップに進めないと悩む20代の求職者もいるのではないでしょうか。

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本記事では、転職の書類選考に通過しない原因や通過率を高める方法などを解説します。書類選考に通過しない原因を探り、次のステップに向けて対策を強化しましょう。

転職における書類選考の通過率

書類選考の通過率はキャリア採用(経験者採用)の場合、30%程度だと言われています。

しかし、応募者の年齢や経験、スキルなどが通過率に大きく影響するのが現状です。たとえば、年齢が上がるほど通過率は低くなりがちですが、一方で経験やスキルが他者よりも高い場合は通過率が高まります。

また、応募先企業の人気度も通過率に影響します。人気のある企業は応募者が多く集まるため、通過率が低くなる傾向があります。

書類選考にかかる一般的な日数

書類選考にかかる期間は応募先の企業によって異なりますが、一般的には1週間程度です。

結果の連絡は、合否によってタイミングが異なり、合格者は優先的に連絡を受け取る傾向にあります。これは、次の選考ステップでの面接が予定されているためです。

一方、不合格者は結果の連絡が遅れるケースがあります。合格者が選考を辞退した場合を想定して、不合格者への連絡を一時保留にすることがあるためです。

合否連絡の期日が設定されているにも関わらず、連絡がない場合は、連絡漏れの可能性も考えられます。そのようなときは問い合わせてみるとよいでしょう。

転職の書類選考に通過しない原因

書類選考で何度も不合格になる場合は、原因を突き止めることが大切です。原因がわかれば対策が検討でき、次の応募先の書類選考に備えられます。

【応募書類に不備がある】

書類選考に通過できない場合、まずは応募書類に不備がないかを確認しましょう。履歴書や職務経歴書など必要な書類には、誤字脱字や不足がないように気を付けなければなりません。

また、応募先によって必要な書類が異なるので、抜けや漏れがないかを確認します。書類の形式が指定されていることがあるので、注意しましょう。

誤字脱字をはじめ、応募書類に不備があると、応募先から大事なときに確認を怠る人材だと見なされ、書類選考に通過できない可能性があります。

【経験・スキルが不足している】

特にキャリア採用(経験者採用)の場合、企業は即戦力を求めて、一定の経験やスキルを応募条件にしているケースがあります。そのため、企業が求める経験やスキルが不足していると、書類選考で不合格になる可能性が高くなるでしょう。

キャリア採用(経験者採用)でもポテンシャルを重視し、未経験者から採用する企業も増えています。応募する際には、応募条件として求められている経験やスキルをきちんと確認しておくことが大切です。

【転職回数に不安がある】

企業は長期的な働き手を求めています。

近年は転職が一般的になっていますが、転職回数が多いと、応募先から「すぐに転職してしまうのではないか」と思われる可能性があり、不利に働くことがあります。

転職回数に不安があるときは、応募先が納得できる転職理由を提示することが大切です。

【上手くアピールできていない】

書類選考では履歴書や職務経歴書などの応募書類を活用し、応募先にアピールすることが重要です。強みやスキルを十分に伝えないと、採用の見送りにつながる可能性が高くなります。

アピールポイントを記載する際の文字数は、200〜400文字程度にまとめるのが一般的です。文字数が多いとアピールポイントが伝わりにくくなるため、内容は簡潔にまとめるようにしましょう。

転職の書類選考の通過率を高める方法

転職における書類選考の通過率は、工夫次第で高めることが可能です。ここからは、転職の書類選考の通過率を高める方法を紹介します。

【自分の経験やスキルにつながるエピソードを記載する】

書類選考の第一関門は、応募先が提示する条件にマッチすることです。

未経験の業種・職種への転職などで経験やスキルが不足していても、応募先から求められている条件につながる独自のエピソードを用いてアピールすることが重要です。

【具体的な数字やエピソードを盛り込む】

転職で書類選考を通過するには、応募書類の書き方を工夫することも重要です。応募書類に具体的な数字やエピソードを盛り込めば、採用担当者に伝わりやすくなり、効果的にアピールできます。

たとえば実績を記載する際には、年間売上金額や目標達成率などを数字で示すと説得力が増します。また、これまでの経験をアピールする際には、担当した案件の件数や規模を示すと、入社後の活躍をイメージしてもらいやすくなるでしょう。

仕事に対する姿勢や強みについては、具体的なエピソードを盛り込むのが効果的です。エピソードには、どのような状況でどのような課題が生じ、どのような行動によってどのような成果が出たのかを具体的に示しましょう。

【応募書類は応募先ごとに作成する】

複数の企業に応募する場合、応募書類の内容をすべて同じにせず、それぞれで作成しましょう。

AI技術の発展により、AIツールで応募書類を作成することも可能になりました。応募する企業数が多い場合は効率的な方法です。

しかし、同じ内容を使いまわすとほかの応募者との差別化が難しくなります。AIツールで骨子を作成したあとは企業ごとに志望理由を書き、自分の熱意が伝わるように内容を調整しましょう。

また、応募書類には、各企業の募集要項に記載されているキーワードを盛り込むのも手段の一つです。キーワードが採用担当者の目に留まれば、書類選考を通過できる可能性があります。

書類選考の通過率を高めて転職を成功させよう

転職活動において、書類選考の通過は転職の成功に向けた第一歩です。書類選考に通過しなければ次の選考ステップに進めません。書類選考の通過率が低い場合は原因を突き止め、通過率を高めるための対策を行うことが大切です。書類選考の通過率を高めるために、転職サイトや転職エージェントを活用する方法もあるでしょう。

(まいどなニュース・20代の働き方研究所/Re就活)

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  • 「書類選考がなくて面接だけなら自信ある」という人を見るが、そういう人ほど採用率が低い。自信に根拠がない。
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