Number_i、人気絶頂でもバラエティ出ない…音楽専念で見えた海外進出の本気度

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2024年06月05日 21:01  日刊サイゾー

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Number_i

 平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太からなるダンスボーカルグループ「Number_i」が快進撃を続けている。米音楽フェスへの出演が大きな話題になったほか、今夏の大型音楽特番『音楽の日2024』(TBS系)に初登場することも決定しているが、現状では音楽以外の活動はほとんどない。これに対して「バラエティやドラマで見られないのは寂しい」「いまは音楽に専念するのが正解」と賛否が起きているようだ。

 King & Princeを脱退した3人が結成したNumber_iは、今年1月に1stシングル「GOAT」でデビュー。同曲のミュージックビデオは公開から3日で1000万回再生を突破した。キンプリ時代と変わらずにテレビ露出も多く、各局の音楽番組で圧巻のパフォーマンスを披露。広告業界でも人気が高騰し、平野の単独やグループでのCM起用が相次いでいる。

 旧ジャニーズからの退所で「忖度」が発動する恐れもあったため、デビュー1年目でここまで大活躍となるとはファンも思っていなかっただろう。

 ファンは大満足かと思いきや、一部では「バラエティやドラマでもNumber_iを見たい」という要望が。キンプリ時代はメンバーたちがバラエティでも活躍し、とくに天然キャラで知られる平野と岸はバラエティ適性が高かった。また、平野は映画『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』シリーズが大ヒットするなど俳優としても評価が高く、ドラマや映画への出演を期待するファンが多いようだ。

 実際、テレビ局側も人気絶頂のNumber_iにバラエティやドラマに出演してもらいたがっているようだ。4日付の「FLASH」WEB版(光文社)は「なぜ平野紫燿らNumber_iはバラエティ番組で見られない?局側は依頼も事務所が貫く『アーティスト志向』戦略」と題し、局側が音楽番組以外での出演をオファーしているものの、事務所の「アーティスト志向で売っていきたい」という意向で実現していないと伝えている。

 アーティスト路線にこだわらず、バラエティなどにも出演したほうが人気や知名度がもっと高まりそうに思える。それでもアーティスト路線にこだわる理由は、岸のキンプリ脱退時のコメントにあった。

 グループ脱退時、3人とも「海外進出を目標にしていたが、現在のグループでは限界を感じた」という趣旨の卒業理由を明かしていたが、岸はさらに「ドラマや舞台、バラエティーなどに出させていただきながら、海外で通用するスキルを身につけることを同時にやる器用さが自分には無く、だんだんと夢と目標に、自分の実力にギャップを感じるようになっていきました」と具体的にコメントした。

 海外進出への想いが本気だからこそ、音楽活動に全精力を注ぎ込みたいという意図から、現在はバラエティやドラマでの活動を控えているのだろう。

 アーティスト路線へのこだわりは、着実に「結果」を生み出している。5日に最新の「オリコン週間デジタルアルバムランキング」が発表され、Number_i初のミニアルバム「No.O -ring-(ナンバリング)」が初週3.2万DL(31,804DL)で初登場1位を獲得。デビューシングル「GOAT」の初週2.4万DL(24,017DL)を超え、今年度最高&自己最高初週DL数を記録した。

 また、オリコンの同日付「デジタルシングル(単曲)ランキング」では、平野がプロデュースした同アルバムのリード曲「BON」が1位となり、自身初のデジタル2冠を達成。さらにCD売上おいても、同日発表のBillboard JAPAN週間アルバム・セールス・チャートで「No.O -ring-」が30万8,351枚を売り上げて首位を獲得している。

 米フェスに出演した直後に米iTunesの総合チャートで「GOAT」がトップ10入りし、Hip-Hopチャートで一時1位になるなど、海外でも「結果」を出しつつあるNumber_i。だからこそ、多くのファンは「バラエティやドラマでも見たい」という気持ちがありつつ、本気で海外進出に挑戦する彼らの「アーティスト路線」を応援しているようだ。

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