プレミア、来季のVAR継続採用が正式に決定…ウルヴスを除く19クラブが廃止に反対を表明

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2024年06月07日 02:16  サッカーキング

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プレミアリーグにおけるVARの継続採用が正式に決定 [写真]=Getty Images
 プレミアリーグにおけるビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の継続採用が正式に決定した。6日、イギリスメディア『スカイ』が伝えている。

 レフェリーをサポートするテクノロジーとして、現在は世界各国で用いられているVARだが、今シーズンのプレミアリーグでは判定をめぐる様々な問題が多発。なかでも、9月30日に行われたプレミアリーグ第7節・トッテナムvsリヴァプールの一戦では、VAR担当のダレン・イングランド氏と主審の間で伝達ミスが発生し、リヴァプールの得点が取り消しに。試合後にプロ審判協会(PGMOL)はこの判定が事実誤認であったことを認め、リヴァプールに謝罪したことを発表したものの、以降もオフサイドの見逃しやPKについての議論が分かれる判定など、VARの存在意義が問われる事態となっている。

 そんななか、5月にウルヴァーハンプトン(ウルヴス)はプレミアリーグに対してVARの廃止を求める意見書を提出。これを受け、6日の年次総会で来季のVAR廃止を決める投票が実施され、ウルヴスを除く19クラブが廃止に対して反対票を投じたため、2024−25シーズンの継続採用が正式に決定した。

 今回の投票結果についてウルヴスは、「本日の年次総会でのVARの将来に関する投票結果には失望しているが、我々は他のクラブの決定を認め、受け入れており、プレミアリーグがクラブやサポーターの懸念を真剣に受け止めていることを確信している」と声明を発表している。

 また、「プレミアリーグのサッカーは、VARがなくてもサポーター、選手、コーチ、視聴者にとってより良いものになると我々は依然として信じているが、これらの改善は、試合の公正性とサポーターの試合全体の体験を向上させるために非常に重要だと考えている」と現状のシステムを見直す必要があると述べ、「ウルブスはプレミアリーグやPGMOL(プロ審判協会)と緊密に協力して、VARが今後も進化し、サッカー界の利益にさらに貢献できるよう尽力していく」と見解を示した。

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