木村拓哉主演『グランメゾン東京』本場パリを舞台に映画化 鈴木京香らドラマキャストも総出演

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2024年06月07日 05:00  ORICON NEWS

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木村拓哉、鈴木京香=映画『グランメゾン・パリ』2024年冬公開決定 (C)2024映画『グランメゾン・パリ』製作委員会
 俳優の木村拓哉が主演を務め、2019年にTBS系日曜劇場枠で放送されたドラマ『グランメゾン東京』が映画化され、『グランメゾン・パリ』として今冬、劇場公開されることが明らかになった。映画でも監督の塚原あゆ子、脚本の黒岩勉のタッグは続投。日本を飛び出し、フランス料理の本場・パリを舞台にした物語をつむぐ。今年3月にパリで大規模なロケ撮影を敢行し、木村や鈴木京香ら主要キャストは、劇中で日本語のせりふと変わらない量のフランス語での芝居にも挑戦した。

【画像】映画『グランメゾン・パリ』に出演するドラマキャスト

■ドラマ『グランメゾン東京』とは?

 本作で木村が演じるのは、料理のためなら妥協を一切許さない、木村自身のストイックさにも通じるフランス料理のシェフ・尾花夏樹。ドラマでは、己の慢心が招いた重大事件によって、パリで二つ星を獲得した店と仲間をすべて失い、どん底まで転落した尾花が、鈴木京香演じる女性シェフ・早見倫子と出会い、もう一度シェフとして生き直し、周囲と衝突しながらも日本で三つ星レストラン「グランメゾン東京」を作り上げようと奮闘する姿が描かれた。 

■映画『グランメゾン・パリ』に至るまで

 放送終了時より続編を望む声が多く寄せられていた本作。今年1月に公式サイト・公式SNSで「グランメゾン・プロジェクト始動」という言葉のみが明かされ、再始動に歓喜の声があがる中、3月に、「グランメゾン東京」が三つ星を獲得した後を描く、スペシャルドラマの放送が発表された。このたび、ドラマだけでなく、映画の撮影も行っていたことが明らかになった。

■映画『グランメゾン・パリ』のストーリー

 「グランメゾン東京」が日本で“三つ星”を獲得してから時が経ち、尾花は倫子と、フランス料理の本場・パリで、新店舗「グランメゾン・パリ」を立ち上げ、アジア人初となるミシュラン“三つ星”を獲得するために奮闘していた。

 名だたる巨匠たちがしのぎを削る本場フランスで、フランス料理で “三つ星”を獲得することは、尾花にとっての悲願。だが異国の地のシェフにとっては、満足のいく食材を手に入れることにすら高い壁があり、“三つ星”に選ばれるなど夢のまた夢。「グランメゾン・パリ」は結果を出せない日々が続いていた。

 そしてあるガラディナーでの失態が原因で、かつての師と「次のミシュランで三つ星を獲れなければ、店を辞めフランスから出ていく」という約束を交わしてしまう。かつてカリスマシェフと称された尾花は、挫折や国境の壁を乗り越え、仲間とともに世界最高峰の“三つ星”を手に入れることは出来るのか!?

■木村の主演ドラマが映画化されるのは9年ぶり

 木村にとって、主演ドラマが映画化されるのは、2015年公開の『HERO』以来、約9年ぶり。スペシャルドラマの発表時も木村の金髪化が話題になったが、これには、今回の映画で料理監修を手がける小林圭シェフへのリスペクトの表れだった。

 小林シェフは、2020年、実際にアジア人初となるフランスの三つ星を獲得した「Restaurant KEI」のシェフ。異国の地のシェフが個人店で三つ星を獲ることは奇跡と言っても過言ではなく、5年経った今でも、ミシュランガイド・フランスでのアジア人店舗での三つ星獲得は「Restaurant KEI」の1店舗のみとなる。本作の撮影で、木村はそんな小林シェフに敬意を込め、自身も金髪にするなど、強い想いをもって撮影に臨んでいた。

■ドラマキャストも総出演、スクリーンに「グラメメンバー」集結

 木村、鈴木のほか、沢村一樹(ホール責任者・京野陸太郎役)、及川光博(シェフ・相沢瓶人役)、玉森裕太(Kis-My-Ft2)(シェフ・平古祥平役)、寛一郎(部門シェフ・芹田公一役)、吉谷彩子(パティシエ・松井萌絵役)、中村アン(ホールスタッフ&ソムリエール・久住栞奈役)、冨永愛(フードインフルエンサー、リンダ・真知子・リシャール役)といった連続ドラマから出演しているキャスト陣も再集結した。

■木村拓哉(尾花夏樹役)のコメント

 キャスト・スタッフ全員が、この作品に対してすごく気持ちのこもっている現場だったので、この役として皆さんと再会できたことがうれしかったです。5年ぶりにはなりますが、5年間各々の中で役がしっかり生きていたなという印象がものすごくありました。「グランメゾン東京」で、日本でミシュランの三つ星を手にした時も大きなゴールだと思ったんですけど、パリで三つ星というのは、尾花自身はずっと挑んできていたものの手が届かないものだったので、それに手を伸ばす、というのは非常に大きな挑戦だなと思いました。

 今回フランス語にも挑戦していて、自分の中では、尾花として羽を伸ばしきれていないなと感じる時もあったのですが、キャスト・スタッフ全員が監督のOKを求めて、お芝居というセッションをできたのは豊かな時間でした。製本された台本を読んだ時は、それこそパリで三つ星を獲るくらい「撮れるわけないだろう」という内容に感じたんですけど、それは自分自身が勝手に考えていたことで、いろんな方のサポートを得たらできるものなんだなと思いましたし、感謝しかないです。

 「グランメゾン・プロジェクト」が始動した事に対してリアクションをすごくいただけているので本当にうれしいですし、実際にお料理を召し上がっていただくことは難しいですが、本当に匂いまでお届けしたいくらいの美味しいお料理がいっぱい出てきます。尾花をはじめとする「グランメゾン・パリ」のメンバーが、大人の本気を出して一品一品を仕上げていると思いますので、皆さんに劇場でぜひ召し上がっていただけたらなと思っています。

■鈴木京香(早見倫子役)のコメント

 スペシャルドラマと映画で再び皆さんとご一緒して、あっという間でしたがパリでの充実した撮影を終えました。連続ドラマの時の思い出もよみがえってきたりして不思議な感覚になりもしました。

 『グランメゾン東京』は、自分のやってきた仕事の中でも特にたくさんの方に「見たよ」「好きだったよ」と声をかけていただいた大切なドラマでしたし、そのドラマの映画化で、元々大好きだったパリという街に来られたことは最高にうれしかったです!

 今回倫子は、三つ星を目指す尾花の大事な右腕にならなければいけなかったので、そんな尾花役の木村さんの熱量にしっかりとついていけるように集中力だけは欠かさないようにしていました。そんな中に沢村さんや及川さんのように場を和ませてくれるムードメーカーもいらっしゃって、本当に素敵なチームでした。ドラマも映画もレストランも一人じゃできなくて、皆の力が集まってはじめて良いものになると実感しました。それぞれのベストを尽した作品に参加できて幸せでした。

■伊與田英徳(プロデューサー)のコメント

 グランメゾン・パリの映画を製作することができて大変うれしく思います。連ドラの時の冒頭のシーンもパリで撮影できたのもうれしかったですが、再びパリで、しかも映画の撮影で行くことができるなんて、夢のような時間でした。尾花役の木村拓哉さんや倫子役の鈴木京香さん、沢村一樹さん及川光博さんをはじめとしたキャストの皆さん、そして、支えていただけたスタッフの皆さんに心より感謝しております。

 今回、映画を製作するにあたって、たくさんの料理人の方々にお話を伺ったり、お料理をする姿を目の当たりにして、料理に命をかけて挑んでいらっしゃることに改めて感動しました。そして、こちらも命がけで挑まないとと思い、脚本家の黒岩さん、監督の塚原さんに、全力で向き合っていただきました。さらには、木村さんをはじめとするキャストの皆さんが、命をこめて演じてくださっていて、撮影現場では驚きの連続でした。

 これ以上ない極上の映画に仕上がっていると思います。パリで撮影できたことで生まれた空気感や、パリのスタッフと協力することでしかなしえなかった映像のリアリティ、そして、今回、パリで三つ星を獲得したシェフの小林圭さんに監修していただいたことで可能になった臨場感ある料理シーンも見どころの一つです。
皆さん、尾花が三つ星を取ることができるのか? 楽しみにお待ちいただきたく思います。

このニュースに関するつぶやき

  • 大丈夫かそれ?今やってるテレ朝のドラマも何か海外ドラマのパクリとか本職の人達から設定の矛盾や要らぬ風評被害になるとの指摘入ったりと気合入れた割にはつまらない内容になってきてるのに……
    • イイネ!1
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