内定獲得後、就活を続ける学生は約8割 一体なぜ?

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2024年06月07日 05:21  ITmedia ビジネスオンライン

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2025卒の就活生を対象にした調査結果(出所:写真AC)

 1社目の内定を獲得後、他社の選考を受け続けたいと考えている2025卒はどの程度いるのか。ジェイック(東京都千代田区)が調査結果を発表し、78.3%が内定を獲得した後も就活を続けている、もしくは就活を継続したいと回答したことが分かった。内定を得た後に継続する意思がない学生は18.9%にとどまった。


【調査結果】一体なぜ? 多くの学生が、内定後も就活を続ける理由


 内定を得た後も就活を継続している、もしくは継続する意図がある学生が回答した理由の1位は「より志望度が高い企業の選考を受け切りたいため」(49.4%)。2位は「第一志望ではあるが、最後まで受け切り納得した状態で就活を終えたいため」(25.3%)、3位は「内定先より、良い企業があると感じるため」(14.5%)だった。


 第一志望でない企業から内定を獲得した後、企業からのアプローチで志望度が高まる可能性があるかについて「少しあると思う」(49.1%)と回答した学生が最も多かった。「あると思う」(34.9%)、「あまりないと思う」(10.4%)が続いた。


●学生は「情報」と「交流」を求めている


 志望度が高まりそうな企業側のアプローチでは「仕事内容や働き方に関する情報提供」「社員や内定者との交流機会の提供」(各41.6%)が同率で1位に。3位は「面談やLINE連絡などのコミュニケーション」(15.7%)だった。


 1位だった「仕事内容や働き方に関する情報提供」の具体的な内容では「大変さを含めたリアルな働き方」(51.4%)が1位だった。「福利厚生や資格取得支援などの制度」(45.9%)、「社風や社員の雰囲気について」(40.5%)が続いた。


 同じく「社員や内定者との交流機会の提供」の内容として最も回答を集めたのは「社員との座談会(オンライン)」(48.6%)。2位は「社員との座談会(対面)」(32.4%)、3位は「会社見学や職場体験を通じた、社員との交流」(29.7%)が続いた。


 2月13日〜4月28日にインターネットで調査した。対象は企業の人事責任者・担当者で、回答者数は106人。


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