月の年金約18万円「現役時代に既に想定して働いていた」66歳男性が定年退職と同時に行ったこと

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2024年06月08日 20:11  All About

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老後の心配事といえば、やはりお金。現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、三重県在住66歳男性のケースを紹介します。
金融庁の報告書に端を発して話題となった「老後2000万円問題」など、老後の心配事といえばやはりお金ではないでしょうか。もっと出世しておけばよかったと現役時代に後悔を持つ人もいるようです。

現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、三重県在住66歳男性のケースをご紹介します。

回答者プロフィール

回答者本人:66歳男性
同居家族構成:本人、妻、長女
居住地:三重県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:500万円
現在の貯蓄額:預貯金600万円、リスク資産0円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:厚生年金45年

現在受給している年金額(月額)

老齢基礎年金(国民年金):6万3916円
老齢厚生年金(厚生年金):12万3458円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし

配偶者の年金や収入:年金100万円(年額)、給与100万円(年額)

「年金だけでは支出を賄えないが金額には納得」

現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。

その理由として「受給前の算定どおりなので」とコメントしています。

ひと月の支出は約「20万円」。年金だけでは「毎月足りない」と回答されています。

「退職と同時に土木建築関係の会社を起業」

年金で足りない支出については「年金以外の収入で」賄っているという投稿者。

実は「65歳定年退職と同時に、取引先の方と二人でオフィスレスの土木建築関係の設計施工管理の会社を起業。二人で商材を出し合って運営しています」とご自身で立ち上げた事業による収入を得ており、「昨年の売上は約4000万円で、一人あたりの報酬は(自身の年金が減額されないラインの)300万円に抑えています」と説明。

年金生活において「収入に余裕があるので特に節約はしていません」と、新たなキャリアが日々の暮らしにゆとりを与えている様子です。

「起業によって煩わしいことも増えたが、それも楽しみ」

年金生活に不安があるかと伺うと、「今のところ特に、健康状態も問題ないですが、年齢的にはどんな病気に罹患してもおかしくありませんし、あとは会社の運営だけですが、不安や不満は考えないようにしています」と回答。

「楽天的に考えても悲観的に考えても、自分の思うようにはならないので、だったら楽天的にと日々を送っています」とご自身の考えを述べられました。

現役時代についても「定年退職後の起業を想定して働いていたので、特に後悔はありません」ときっぱり。

「起業したので、現役時代以上に人脈や関わりが増えた分、煩わしいことも増えましたが、それも楽しみになっています」と今の生活を語り、「現役時代と同じくらいの仕事量を、実働では1/3くらいの時間でこなせているので、趣味の読書も自由にできて満足しています」とオンオフを切り替えつつ楽しまれている様子でした。

※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
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※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
(文:あるじゃん 編集部)

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