「MILBON BEAUTY PROGRAM」開催 SSFF代表・別所哲也&市川紗椰、“美”とショートフィルムがコラボした作品の魅力語りつくす!

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2024年06月08日 21:10  ORICON NEWS

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「MILBON BEAUTY PROGRAM」でトークショーを行った(左から)市川紗椰、別所哲也 (C)ORICON NewS inc.
 現在開催中の『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA)2024』の企画である「MILBON BEAUTY PROGRAM」が8日、東京・表参道ヒルズにて開催され、映画祭代表で俳優の別所哲也と、モデルでタレントの市川紗椰が美にまつわるトークショーを行った。

【写真】美にまつわるトークショーを行った別所哲也&市川紗椰

 「MILBON BEAUTY PROGRAM」は、2022年からショートフィルム配信プロジェクト「MILBON BEAUTY MOVIES」や、SSFFと共に「MILBON BEAUTY AWARD」を設立するなど、美とショートフィルムがコラボレーションした企画を行ってきた株式会社ミルボンが、今年新たに企画したイベント。

 「美しさを通じた心の豊かさ」がテーマのトークショー。それぞれ好きなことを通して美しさを感じる瞬間について、市川は「何かを嗜んでいるとき、意外性を発見すると、美しいなと感じてドキッとします」と述べると、別所は「映画のなかで、光の色に美しさを感じます」と回答。さらに別所は「映画って光の絵の具で作られているので、目に見える色はもちろん、心の色を含めてスクリーンの上に投影されているなと感じるとワクワクします」と補足していた。

 この日は「美しさ」をコンセプトにミルボンと映画祭が選んだショートフィルム3作品『ナイジェリアのバレエダンサー』『パリ1970年』『パレスチナ諸島』が上映された。

 『ナイジェリアのバレエダンサー』は不可能とされているステージに挑戦する強くひたむきな心を描く。市川は「とにかく色が美しい。ビビットな色の衣装や車、空などコントラストが素敵でした」と感想を述べると、別所も「これまでいろいろドキュメンタリーを観てきたのですが、シネマティックの美しさ、チャレンジする美しさを感じました」とコメント。

 また挑戦を描いた作品にちなんで、それぞれが印象に残る挑戦についてトークが展開すると市川は「私は英語が母国語で育ったのですが、初めて日本語で文章を書く仕事をいただいたとき、とても勇気がいりました」と心境を吐露。別所は「僕らは毎日がオーディションみたいな人生なんですよね。そのなかでも、俳優になろうと決めた大学生のとき、オーディションを受けてアメリカに行って生活したことは大きなチャレンジでした」と振り返る。

 続いて上映された『パリ1970年』は、過去の記憶をたどる母に寄り添う息子の切ない心を描く。美しい思い出が人の心を豊かにすることが短い時間のなかで表現されているが、市川は「数か月前にパリに仕事で行ったとき、初めてパリの周囲を囲んでいる廃線を訪ねたんです。パリの裏側が見えて、とても美しかった」と笑顔を見せると、別所も「僕も先ほど話したオーディションで行ったアメリカ、サンタモニカのビーチの美しさが、僕の海体験の原風景になっています」と懐かしそうに語っていた。

 3本目に上映された『パレスチナ諸島』は、孫がおじいさんに何かをしてあげたいという温かく優しい心を表現した作品。市川は「小さな家族の話だけれど、描かれているのは世界情勢」と壮大なテーマに脱帽したことを明かすと、別所は「2つ目と3つ目の作品に共通するのが思いやりのある嘘。人のための嘘、優しい嘘がとても深いですね」と感想を述べていた。

 世界中のショートフィルムをオンラインではなく、大きなスクリーンで体験できる本イベント。市川は「オンラインで観る良さもありますが、こうして皆さんと大きなスクリーンで共有できたことが嬉しかった」と目を輝かせると、別所も「ショートフィルムの魅力を分かち合いたくてこの映画祭を初めて26年になります。その間にインターネットも生まれ、携帯電話も進化し、いろいろなことができるようになりました。そんななか、こうして皆さんとリアルに作品を通じて繋がれる機会は、とても貴重な時間でした」と充実感をにじませていた。

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