芸能界の年の差婚、好感度は低くても非難されないのはなぜ?「好感と批判の境界線」

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2024年06月10日 08:00  週刊女性PRIME

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週刊女性PRIME

左から高橋一生&飯豊まりえ、堂本剛&百田夏菜子

 祝福される年の差婚が増えている。

「今年1月、堂本剛さんと百田夏菜子さんという現役アイドル同士の結婚発表は大いに世間を驚かせました。15歳の差がある2人ですが、ファン同士も祝福し、好感度の高い夫婦となっています。5月に結婚を発表した高橋一生さん、飯豊まりえさんの共演婚も祝福の声が多かった。一方で昨年、ハライチの岩井勇気さんが18歳年下のタレント・奥森皐月さんとの結婚を発表したときは批判的な声が多かったですね」(スポーツ紙記者)

 同じ年の差カップルでも好感を持たれる、持たれない理由はどこにあるのだろうか。芸能評論家の宝泉薫さんは、

「もともとのイメージ、好感度が重要」とした上で「見た目がしっくりくるかどうか」がポイントだという。

おやじっぽさが出ると「いやらしい」

堂本さん、高橋さん共に見た目に少年っぽさがあり、どちらもお相手と並んだときにしっくりくるんですよね。

 ハライチの岩井さんの場合はお相手の年齢が19歳(当時)ということもあって『オジさんが若い女に手を出した』感が強く出てしまった。堂本さんと同じ旧ジャニーズでも、おやじっぽさが色濃く出てしまったのがTOKIOの城島茂さんですね。キャラ的にいやらしい感じに映ってしまう」

 ライターの成田全さんも、女性側の年齢が10代の元夫婦に衝撃を受けたという。

高橋ジョージさんと三船美佳さんの24歳差にも驚きだったのですが、当時の法律で女性が結婚できる年齢である16歳の誕生日を迎えた三船さんとの結婚だったので“ということは、その前から関係が?”と驚きました

 三船は高橋からの長年にわたるモラハラを訴え離婚調停に挑み、協議離婚で決着をみた。一方、高橋は三船による離婚の申し立てを「青天の霹靂ですよ」と表現。年齢差と同じく温度差が大きいカップルだったようだ。

大事な“パワーバランス”

 前出の宝泉さんは、「関心外」の年の差カップルについても言及する。

「先日、妊娠を公表した山本圭壱さん・西野未姫さんの31歳差夫婦ですが、2人とも初めからイメージ、好感度は高くない。けれど非難されないのは世間からの『関心外』なんですよね。お互いにヨゴレのイメージが強いから似た者同士がくっついた、という

 また、非難されにくい年の差婚の特徴として結婚歴をあげる。

「やはり31歳下女性と結婚した声優の山寺宏一さんは、もう女好きなイメージ。木村祐一さんなど何回も結婚と離婚を繰り返す人は、回を重ねるごとに無風になっていく。石田純一さんと東尾理子さんもそうですね。見た目がしっくりくる上に理子さんの父親の東尾修さんと石田さんの顔が似ているし、父親の不倫を子どものころから見てきたからそういったものも受け入れているイメージがあります」(宝泉さん)

 男性側が年上のカップルに比べて女性側が年上のカップルは少ない。その理由を宝泉さんは、

磯野貴理子さんや熊谷真実さんは相手の男性が子どもを欲しがったのが離婚のきっかけとか。小柳ルミ子さんと大澄賢也さんも見た目はしっくりきていたものの、男性側がだんだん成長して途中からどうにもならなくなったんでしょうね」

 と、パワーバランスが崩れるとうまくいかなくなるという。前出の成田さんは、バランスをうまくとっている女性が年上の夫婦として、ものまね芸人のMr.シャチホコ・みはる夫婦をあげる。

年齢差23歳、女性が年上という芸能界でも珍しいカップルです。結婚後、芸人で食えるようになるため1年間、ものまねに集中したい、無理なら就職すると退路を断ったMr.シャチホコさんをバックアップし、和田アキ子さんのものまねで見事ブレイクしました。お互いを褒め、ものまねについて話し合うなどいい関係なんだなと感じます

夫婦仲と好感度は「比例する」

 宝泉さんは、

「女性上位のカップルは結局、母親と息子みたいな関係になってしまう。息子が永遠にマザコンでない限り難しい。また妻は夫に先立たれても結構元気ですが、逆の場合はそうでもないので、妻があとに残る確率が高いほうがいい。精神年齢的にも女性のほうが上だといわれますし、男性が年上の夫婦のほうがいろんな意味で釣り合いがとれるのでは、と僕は思うんです」

市村正親さん・篠原涼子さんや高橋ジョージさん・三船美佳さん、磯野貴理子さんなど干支がふた回り、24歳差は離婚している夫婦が多い。市村さんは元妻を捨てて若い相手に走った報いを受けたのかも」(宝泉さん)

 また、離婚につながる背景として、夫婦の力関係の変化があるという。

「結婚当時のパワーバランスが不変なら大丈夫なんですよ。篠原さんや大澄さんの場合は実力をつけてパートナーから巣立ったという感じですかね」(宝泉さん)

 一方、成田さんは、

「年上の男性が若い女性をものにしたり、ヒモや玉のこしなどのにおいが感じられると嫌悪につながりやすい。打算的な結婚は長く続かないですよね」

 と、夫婦仲と好感度は比例すると分析。

 大きな年の差婚のリスクについて宝泉さんは、

加藤茶さん・綾菜さんの45歳差の結婚は当初、玉のこし狙いや財産目当て、売名などさんざんな言われようでした。今では理想のカップルともいわれますが、異例中の異例といえます

 加藤茶・綾菜夫婦のように最初は“びっくり”された年の差カップルでも長い年月を経て夫婦円満なら見た目も“しっくり”くるということ?

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