妹2人の兄として、時に父として家族を支えてきた兄が妹とバージンロードを歩いた姿がX(旧Twitter)に投稿されました。投稿には「いい兄妹ですね」「泣いちゃいました」といった感動の声と、3万件をこえる“いいね”が寄せられ、164万件表示されています。
●両親が離婚した後、一家の兄であり父であり続けた投稿主
こちらの写真を投稿したのは、岡山県津山市にある縫製会社・笏本縫製の3代目社長であるしゃくさん(@shakunone)です。
9歳のときに両親が離婚し、曾祖母、祖母、母、2人の妹との6人家族になったというしゃくさん。家族の中で唯一の男性であるしゃくさんはそのときから、「自分がしっかりしなきゃ」「自分がお父さんの代わりだ」と感じながら生きてきたといいます。
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高校を卒業したしゃくさんは「少しでも家計の助けにならねば」と、進学せずに就職。妹の学校や塾の送り迎え、大学の学費をはじめとしたお金のこと、町内会の草刈りや会合など、一般的には父親がすることを断らずにやってきたのだそうです。しかしそんなしゃくさんにも唯一、断ったことがあるといいます。
唯一断ったこと、それは……妹からの「一緒にバージンロードを歩きたい」というお願いでした。照れくさいという理由から一度は断ったものの、新郎である義理の弟からの「付き合いはじめたころから、結婚式にはお兄ちゃんとバージンロードを歩くのが夢だと言っていた」という言葉に背中を押され、バージンロードを歩くことを決意。
「お父さんがいなくて可哀想だね」と言われたこともあるけれど、不幸だと思ったことは一度もないと胸を張るしゃくさん。「家族のためなら兄にだって父にだってなれた」と、立派に育った妹さんの姿を見て「幸せだ」と語るしゃくさんが家族にとって兄であり、頼もしい父でもあったことは間違いありません。
画像提供:しゃく(@shakunone)さん
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