「がんの再発」に備える保険リスト9 55歳・月額1463円から加入可能な商品も!

1

2024年06月10日 11:10  web女性自身

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

web女性自身

写真

日本人女性の2人に1人が生涯でがんになるといわれているが、早期発見しやすくなったうえ、医療の進歩などで、適切な治療を受ければ治る病気になった。



国立がん研究センターの「がん統計」によると、’09〜’11年でがんと診断された女性の5年生存率は66.9%。だが、下記リストのように他臓器での再発があるのも事実。がんが寛解しても、再発のリスクへの備えが必要だ。




「がんを宣告された後、治療よりもお金の心配をする人が多いでしょう。医療費の支払いが高額になった場合、一定の金額(自己負担限度額)を超えた部分について加入している健康保険から払い戻しをしてくれる『高額療養費制度』があります。窓口での支払いを自己限度額までにすることが可能。立て替え払いが不要になる『限度額適用認定証』を申請しておくなど、もう一度公的制度を確認しましょう」



こう話すのは『2024〜2025年版 保険 こう選ぶのが正解!』(実務教育出版)の著者で、ファイナンシャルプランナーの横川由理さん。民間の「がん保険」はある程度の蓄えがあれば不要と伝えているそうだが、一方で加入しておいて助かったという声もあるという。



「1度目のがんの入院・手術でお金を使い果たしてしまった人や、保険適用外の入院時の差額ベッド代や医療用ウイッグなどの費用に備えたい。あるいは、働けなくなったときの生活費をカバーするお金が欲しい人は、保険に入ると安心できます」(横川さん、以下同)



最近は、がんにかかった人でも加入できる保険が増えているそう。



「がんの治療、手術歴のある人が加入できる民間の医療保険は、『引受基準緩和型』といい、通常の医療保険と比べて告知項目が少なく加入しやすいという特徴があります。引受基準が緩和されている分、保険料が割高に設定されています」





■入院、手術から6カ月しか経ってなくても入れる保険がある



MICIN(マイシン)少額短期保険が販売する「乳がん・子宮がん・卵巣がん経験者専用がん保険」は、がんの手術から6カ月経過すれば加入可能。契約前に罹患していたがんとは関係ない、新たに生じたがんと診断されたら「がん診断給付金」80万円が受け取れる。保険料は、契約前にかかったがんの種類やステージ、死亡保険金と高度障害保険金の有無で変わるが、乳がんでステージ1、50〜54歳の人は月額2千555円と安価だ。



「加入した時点の保険料が一生涯続く終身か、保険期間が一定で更新時に値上がりする定期かを確かめましょう。マイシンのがん保険は、5年刻みで保険料が上がっていく仕組み。50?54歳の保険料が生涯続くわけではないので、必ず加入の条件を確認しましょう」



また、厚生労働省の「令和2年患者調査」によると、がん治療に要した平均入院日数は約19.6日と短くなっている。1日入院すると5千円支払われる「入院給付金」タイプより、「通院給付金」が受け取れる保険に加入すると安心だ。



「最近は、通院しなから抗がん剤やホルモン剤治療を受けるというケースが主流。1カ月の医療費が高額になったら『高額療養費制度』が使えますが、限度額を超えない数万円の治療費でも、何カ月も続くとかなりの負担に。通院で受け取れる通院給付金やがん診断給付金、抗がん剤やホルモン剤治療への給付金が出る保険を探す方法も」



気をつける点は、少額短期保険事業者との保険契約は税務上、控除の対象にはならないことだ。「がん保険」に入る前にやっておくべきことは、現在貯蓄がどれだけ残っているのかを確認すること。住宅ローンなどの残債を差し引き、病気の治療のために今使えるお金を把握して、少ないと思ったら加入を検討しよう。



「使用頻度の低い動画配信サービスなどのサブスクを2つぐらい解約すれば、保険料は捻出できます。また、子どもが大学を卒業していれば、夫の死亡保障も高額なタイプのものは不要です。夫の死亡に備えるよりも、ご自身のがんの再発のほうが早いかもしれないので、夫婦で話し合ったうえで、保険に入り直すといいでしょう」



がんの5年生存率が上がったとはいえ、再発により闘病が続くケースも多い。50代後半以降は、夫が定年退職を迎えるなどで世帯収入も減るだろう。いざというときに慌てないよう、元気なうちにがん経験があるからこそわかる出費に備えて、安心を手に入れよう。

動画・画像が表示されない場合はこちら

動画・画像が表示されない場合はこちら


    ランキングライフスタイル

    前日のランキングへ

    ニュース設定