ソナーポケット、ライブ一時活動休止へ ボーカル・ko-dai「下手くそ」書き込みに不安も…「過緊張性発声障害」診断に「ようやく肩の荷が降りました」【コメント全文】

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2024年06月10日 12:09  ORICON NEWS

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ソナーポケットがライブ一時活動休止へ
 今年でメジャーデビュー15周年を迎えた3人組・ソナーポケットが10日、ライブ活動の一時休止を発表した。ボーカル・ko-daiが2011年頃から患っていた発声障害の治療について、「過緊張性発声障害」と診断され「この病を完治させたいと決意を固めました」とコメント。テレビ朝日ミュージックが10日に発表し、ko-daiは自身のSNSでもコメントを発表した。

【写真あり】「過緊張性発声障害」治療を伝えたボーカル・ko-dai(全文)

 ko-daiはインスタグラムで「メジャーデビュー15周年と言う節目を迎え、より一層、歌と真剣に向き合うことが多くなりました。その中で、どうしても自分の思うように声帯が動いてくれず、発声障害の症状に何度も悩まされました」と心境を吐露した。

 2011年頃に、自分の歌声に違和感を覚え、「声が詰まってしまう。上手く出せない。高い声が出ない」という症状があったという。周囲の心配や、「当時は、発声障害というものが世の中に認知されておらず、ただただ歌が下手くそになったと周りにも思われていたし、病院で声帯の検査をしても問題がなく自分も何が何だか分からない状況でした」とし、「テレビやライブに出れば、「歌が上手くない。」「下手くそ。」そんな書き込みが飛んでくるのが、もう怖くて怖くて、それでまた萎縮して声が出なくなって」と当時の心境を説明。

 約一年後に「『過緊張性発声障害』と診断され、ようやく肩の荷が降りました。病気と言われ安心するのも変な話だと思いますが、自分の中では気持ちが軽くなりました」「その日から、症状が出ないように、症状がバレないように、自分なりの努力を続けてきました。発声障害というものが、世間的にあまり知られていない中で、どう向き合っていけばいいのかわかりませんでした」と状況を伝えた。

 ko-daiは今年から、発声障害の海外の研究チームに参加。「この病のスペシャリストと出会いました。ここでライブ活動をお休みして、一度しっかりと声の治療とトレーニングに専念し、この病を完治させたいと決意を固めました」とし、「eyeronとmatty、周りのスタッフさんが自分の思いを受け入れてくれて、このような発表となりました」と経緯を説明した。

 最後に「完全無欠のヴォーカリストになって、みんなの前に帰って来るつもりです。少しの間、待っていてください。いつも、支えてくれてありがとう」と感謝を伝えた。

 なお、すでに発表されているデビュー15周年ツアー「Sonar Pocket 15th Anniversary Tour 〜僕たちの未来〜」ファイナルである、熊本公演は予定どおり実施予定。また、ラジオのレギュラー番組等ライブ以外の活動は引き続き行っていく。

 ソナーポケットは、ko-dai(Vo)、eyeron(Vo)、matty(DJ)によるHIP HOPグループ。2005年に結成。08年9月、シングル「Promise」でメジャーデビューした。16年10月に、ko-daiが『総胆管結石による急性重症すい炎』のため緊急手術を受けた。近年は、eyeronが世界的スポーツメーカー、ニューバランスのシューズやSGホールディングス陸上競技部のユニフォームのデザインを手掛けるなどアート活動を行い、ko-daiは俳優として、映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人』や連続ドラマに出演するなど、個人での活動も広げている。

【ko-dai(Vo.)コメント】

メジャーデビュー15周年と言う節目を迎え、より一層、歌と真剣に向き合うことが多くなりました。
その中で、どうしても自分の思うように声帯が動いてくれず、発声障害の症状に何度も悩まされました。

2011年頃、自分の歌声がデビューした頃と違って来ていて、少し違和感を感じていました。声が詰まってしまう。上手く出せない。高い声が出ない。そんな時に当時のスタッフさんから「喉の調子は大丈夫?」と心配され、ますます悩んでいったのを思い出します。

当時は、発声障害というものが世の中に認知されておらず、ただただ歌が下手くそになったと周りにも思われていたし、病院で声帯の検査をしても問題がなく自分も何が何だか分からない状況でした。
テレビやライブに出れば、「歌が上手くない。」「下手くそ。」そんな書き込みが飛んでくるのが、もう怖くて怖くて、それでまた萎縮して声が出なくなって。

約一年後に「過緊張性発声障害」と診断され、ようやく肩の荷が降りました。病気と言われ安心するのも変な話だと思いますが、自分の中では気持ちが軽くなりました。
その日から、症状が出ないように、症状がバレないように、自分なりの努力を続けてきました。
発声障害というものが、世間的にあまり知られていない中で、どう向き合っていけばいいのかわかりませんでした。

正直周りに理解者が居ないことがとても苦しくて、何十回も何百回も辞めたかったし、辞めたら楽になれるんじゃないかと思っていました。
そんな自暴自棄になっていた時期も、eyeronとmattyはいつも近くにいてくれました。
どんな状況でも、ソナーポケットを守るために止まらずに活動を続けてきて、なかなか発声障害だと気がつかれないぐらいまで頑張って来たつもりです。
ただ、まだ皆の知らないところでは声が震えてしまったり、意図せず声帯が痙攣を起こしてしまうことがあるんです。

今年に入り、発声障害の海外の研究チームに参加している、この病のスペシャリストと出会いました。ここでライブ活動をお休みして、一度しっかりと声の治療とトレーニングに専念し、この病を完治させたいと決意を固めました。
eyeronとmatty、周りのスタッフさんが自分の思いを受け入れてくれて、このような発表となりました。

完全無欠のヴォーカリストになって、みんなの前に帰って来るつもりです。
少しの間、待っていてください。
いつも、支えてくれてありがとう。

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