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1週間の読書時間(電子書籍を含む)の合計はどのくらいですか?
6月10日は「時の記念日」。技術の進歩で日用品が変わり、働き方も変わり、生活時間そのものがどんどん変化している。半世紀という少々長めのスパンでこの変化を見ると、首都圏では長時間通勤者が減少し、本を読まない人が半数近くに増えている。シチズン時計が実施した「時間意識調査」の結果だ。
全国のビジネスパーソン400人を対象に4月8〜9日に調査。25年前(1999年)と50年前(1974年)の同様の調査との経年変化も探った。まず働き方。通勤時間についてみると、30分(24.3%)という人が最多で、次点が60分(21.3%)。対象を首都圏在住者(166人)に限定すると、60分(24.7%)が最多で、1時間以上かけて通勤する人は約半数(48.8%)。もっとも、50年前の63.4%、25年前の72.2%と比べて減少している。30分圏内に住む人は28.9%で、50年前の16.8%、25年前の9.3%から大幅に増加した。
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平日の平均睡眠時間は「6〜7時間」が全体の7割超(72.3%)を占めた。内訳を見ると、25年前と比べて「6時間」が減少し「7時間」が増加。睡眠時間は長くなっている。既婚者を対象に1日の夫婦の対話時間についてたずねたところ、50年前は「30分」(34.9%)、25年前は「15分」(31.2%)が最多だったが、今回は「1時間」(28.5%)が最も多く、「2時間以上」もこの50年で倍増(6.9%→6.4%→15.5%)。働き方改革やコロナ禍でテレワークが広まり、自宅で家族と過ごす時間が増えたからかもしれない。もっとも朝ごはんは重視されていないのか、仕事の日の朝食にかける時間は「10分」(36.8%)が最多。朝食を“食べない”派は50年で倍増(8.1%→16.8%)している。
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読書については、全体の半数近い人(47.8%)が本を読まない。読む人も、25年前までは3割が1週間に「2〜3時間」だったが、今では読んでも「1時間以下」(25.8%)。一方、スマホの使用時間は1日「3時間以上」が過半数、20〜40代では2割が「5時間以上」のヘビーユーザーだ。電子書籍の登場で何冊でも本が持ち歩けるようになったものの、同時にスマホの普及などさまざまな要因が、生活時間の使い方に影響しているようだ。
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