ベルリン国際映画祭受賞&アカデミー賞選出作! 人間ドラマ描く『夏の終わりに願うこと』予告&場面写真解禁

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2024年06月10日 17:10  クランクイン!

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映画『夏の終わりに願うこと』場面カット (C)2023‐ LIMERENCIAFILMS S.A.P.I. DE C.V.
 第73回ベルリン国際映画祭エキュメニカル審査員賞受賞、第96回アカデミー賞国際長編映画賞ショートリストに選出され、第36回東京国際映画祭でも上映されたリラ・アビレス監督の長編第2作『夏の終わりに願うこと』より、30秒予告、場面写真8点が解禁。併せて、巨匠アルフォンソ・キュアロン監督(『ROMA/ローマ』)がアビレス監督について語るコメントも到着した。

【動画】映画『夏の終わりに願うこと』30秒予告

 7歳の少女・ソルは、父・トナの誕生日パーティーのため祖父の家を訪ねる。病気で療養中の父と久しぶりに会えることを喜ぶソルだったが、身体を休めているから、となかなか会わせてもらえない。従姉妹たちと無邪気に遊びまわることも、大人たちの話し合いに加わることもできず、いらだちや不安が募るばかり。やがて父との再会を果たしたとき、それまで抱えていた思いがあふれ出し、ソルは“新たな感情”を知ることになる。よろこび、悲しみ、希望、落胆。波打つ自身の感情の変化に戸惑いながらも、物語のラスト、少女が願ったこととは―?

 1日を通して揺れ動く少女の心をみずみずしく描ききったのは、新鋭リラ・アビレス。長編2作目ながらベルリン国際映画祭エキュメニカル審査員賞を受賞し、東京国際映画祭ほか70以上の映画祭で上映。アカデミー賞国際長編映画賞のショートリストにも選出された。主演を務めるのは、映画初出演のナイマ・センティエス。

 今回解禁されたのは、30秒予告と場面写真8点。30秒予告は、「世界中で31受賞(※2024年5月現在)、各地の映画祭を席巻!」という言葉と共に、招待された世界70ヵ国以上の映画祭の名前などが画面いっぱいに並ぶところからスタート。続いて、病気で療養中の父・トナへの思いを込めて、パーティーの準備を慌ただしく進める親戚たちの楽し気な様子が映し出される。そんな中、「パパの部屋に行っていい?」と聞くも、「ダメよ。パーティーのために休んでいるの」と言われうつむくソル。徐々にこの1日が、家族にとってとても大切なのものだということが明らかになっていく。誰もが”祈らずにいられない”その思いとはいったい。

 映像には、「あなたを虜にする(TheMoveable)」「無力な愛に満ちている(LosAngelesTimes)」「非の打ちどころのない映画(El pais)」「心からの人生の祝福(VULTURE)」といった海外メディアからの絶賛評も挟み込まれ、「別れはいつか訪れる。それでも誰もが、祈らずにはいられない」というナレーションと共に、ソルが涙を拭ったり、父とハグをする姿など印象的なシーンの数々が映し出されて幕を閉じる。観る者の大切な記憶を呼び覚ますような、情感豊かな予告映像となっている。

 場面写真は8点。思いにふけるソルやパーティーの準備を進める叔母たち、猫と遊ぶ従姉妹、ヘルパーに支えられ歩く父・トナの様子など、登場人物たちが家で過ごす様子を収めている。

 「メキシコ映画界の新たなパイオニア(IndieWire)」とも評されるアビレス監督。そんな新鋭監督の最新作には、同じメキシコ映画界出身のアカデミー賞受賞監督であるアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、ギレルモ・デル・トロ、アルフォンソ・キュアロンからも応援の声が上がっている。中でも『ゼロ・グラビティ』で第86回アカデミー賞監督賞を含む7冠、『ROMA/ローマ』が第91回アカデミー賞でも3冠に輝いたアルフォンソ・キュアロンは、アビレス監督の“俳優の持つ自然な雰囲気を捉える力”を絶賛。Los Angeles Timesのオンライン取材で「リラ・アビレスは、俳優が何を望んでいるかを完璧に理解している。彼女の最大の武器は、明確なビジョンと内面の豊かさだ」と語っている。

 映画『夏の終わりに願うこと』(配給:ビターズ・エンド)は、8月9日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー。

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  • ロリとぬこ様の組み合わせは最強(確信っ!)
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