「汚い!」ゴム手袋で調理をしてそのままトイレに…飲食店スタッフの行動に思わず驚愕

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2024年06月11日 09:11  日刊SPA!

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※画像はイメージです
 コロナ禍以降は手袋をして接客する飲食店も多く、「衛生管理がしっかりしていそう」といったイメージを持っている人も少なくないようだ。「つい最近まで、私もそんなひとりでした」と言い、続けて驚きの体験を話してくれたのは、近村野乃花さん(仮名・40代)。
◆おいしいラーメン店をめぐるのが楽しみ

 仲が良い友だちとおいしいラーメン店をめぐるのが楽しみだという野乃花さんは、その日も地元でおいしいと有名な店へ行き、ラーメンを注文した。15時半頃と中途半端な時間だったからか、お客は野乃花さんたちともう1組だけ。

「もう1組はオジサン1人だけでしたが、カウンターではなく4人掛けのテーブルを使っていたので、私たちも隣の4人掛けテーブルを使わせてもらうことにしました。スタッフの方も1人だけのワンオペ状態。のんびりとした、快適な環境でした」

 人気店でのびのびと食事ができるなんて夢のようだと喜び、ラーメンの話で盛り上がること5分ほど。さっそく、水色の手袋をしたスタッフが湯気の立っているおいしそうなラーメンを手に「お待たせしました」と、テーブルにやってきた。

◆お皿の上に乗っていたレンゲを床に

「スタッフはトレーではなく、ラーメンの下に敷くお皿だけを片手で持っています。お皿の上では不安定に乗せられたレンゲが、グラグラ。お皿を持つ手もプルプルと震えていたので、『お皿を両手で持てばいいのに』と、ヒヤヒヤしながら見ていました」

 すると、次の瞬間。スタッフはテーブルにラーメンを置く寸前で、お皿の上に乗っていたレンゲを床に落としてしまう。野乃花さんが拾って手渡すと、「すみません」と言いながらラーメンをテーブルに置き、スタッフがレンゲを受け取った。

「そして『すみません、すぐ持ってきますので』と言い、速攻で厨房まで新しいレンゲを取りに行ってくれたのです。ただ、そのスタッフはカウンターからオープン厨房へ手を伸ばしてレンゲを取ると、そのまま私たちのテーブルへ戻ってきました」

◆落ちたレンゲを拾った手袋で新しいレンゲを

 そう、落ちたレンゲを拾った手袋で新しいレンゲを取り、野乃花さんのテーブルに持ってきたのだ。スタッフがレンゲを取りに行く一部始終を何となく見つめていたこともあり、手袋を交換していないことは明らか。

「それだけでなく、その水色手袋には同じところに汚れが付いていたので、同じモノで間違いありません。消毒した様子もなかったので、正直『えーっ! 汚いっっ!』と思いました。でも言えなくて、そのレンゲを使わずにラーメンを食べていたのです」

 ラーメンのおいしさに、「手袋のことなどちっぽけなこと」だと思いはじめていたときだった。隣のテーブルにいたオジサンがラーメンを食べ終わり、退店。スタッフが片付けにやってきてテーブルを拭き、食器を下げていった。

◆手袋で不衛生な印象を与えてしまう

「そこまではよかったのですが、一度は厨房へ戻ったスタッフが、トイレと書いてある方向へ歩いて行ったのです。どうやら、トイレのドアが少し空いていたようでした。スタッフはトイレのドアをパタンと閉めると、なんと、そのまま厨房へ戻って行ったのです」

 さらに驚くことに、スタッフが厨房へ入ったと思った瞬間、ガシャガシャと食器を片付ける音がしたとか。さらにそのあと、レジで野乃花さんたちの支払いについて対応してくれたときにも、スタッフは同じところに汚れがついた水色の手袋を着用していたのだ。

「これには本当に驚愕しましたし、『手袋はいつ交換しているんだろう?』と疑問がわいてきて、不衛生で気持ち悪かったです。手袋は衛生面を守るものだと思っていましたが、『手袋はアンタの手を守るためのものだったのか!』と、つい心の中で突っ込んでしまいました」

 衛生面で安心感を与えてくれるはずの手袋が、逆に不衛生な印象を与えてしまうというのは本末転倒。また、触れるものによっては食中毒などを引き起こす恐れもあるだろう。飲食店で働くスタッフの方々は、自分たちの店を守るためにも気をつけてほしいものだ。

<TEXT/山内良子>

【山内良子】
フリーライター。ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! 金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意

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