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タレント鈴木紗理奈(46)は1日、TBS系「ゴゴスマ」(月〜金曜午後1時55分)に出演し、9日の栃木県鹿沼市長選で落選した候補者の陣営が配布した政策ビラのイラストが、人気漫画「スラムダンク」を原作とするアニメ映画のポスターの特徴と酷似し、著作権法抵触の可能性が指摘されていることについて、怒りをまじえながらコメントした。
問題になっているポスターには、バスケットボールのユニホームを着た男性5人のイラストと「総力結集」の文字が記されている。候補者を中心に、自民党の茂木敏充幹事長や福田富一県知事らの顔が描かれた布陣で「あきらめたらそこで鹿沼が終わる」などのキャッチフレーズが記されているが、映画ポスターの構図に酷似。候補者は自民、公明両党の推薦を受けていた。
番組に出演した菊池幸夫弁護士は、著作権法の「翻案権」や、著作者が意に反する改変を拒むことができる「同一性保持権」の侵害に当たる可能性を指摘。一方、番組では、今回の政策チラシの発行責任者への取材内容も報道。この担当者はチラシの内容を確認したのは配布された後だったと答え、「これはまずいよ」などとしてすぐに配布をストップしたが「配布されたものは回収できない状況だった」とコメントしたという。「著作者から申し入れがあれば平謝りするしかない、気遣いが足りず申し訳ございません」とするコメントが紹介されたほか、この責任者が「スラムダンクは読んだことはない」と語ったことも明かした。
鈴木は「確認は、配布前にするから確認」と苦言を呈しながら「ちょっと〜、せめて読んでいてほしかった。ゴリやリョータに思い入れがあるから、それで今回の選挙のストーリーとそっくりだから使ったと(いうなら分かる)。読んどけ〜せめて」と、怒りをあらわにした。自身も登場人物の背番号を問われて首をかしげる場面もあり、他の出演者からツッコミを受けるオチもあった。
鹿沼市長選では無所属新人で自民、公明両党推薦の元県議会議長、小林幹夫氏(70)が、無所属新人で立憲民主党県連幹事長を務めた元県議、松井正一氏(58)に8000票あまりの差をつけられ、敗れた。
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