どこか懐かしい初夏の風物詩“ホタル”を見て、学べる 「仙台うみの杜水族館」で特別展「ホタルの杜」開催

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2024年06月11日 17:10  OVO [オーヴォ]

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どこか懐かしい初夏の風物詩“ホタル”を見て、学べる 「仙台うみの杜水族館」で特別展「ホタルの杜」開催

 











 仙台市にある「仙台うみの杜水族館」(横浜八景島・横浜市、仙台水族館開発・仙台市)は6月14日(金)〜7月7日(日)の期間、初夏の風物詩“ホタル”を楽しめる特別展「ホタルの杜」を開催する。同水族館では2019年からホタルの繁殖に取り組んでおり、今年繁殖したゲンジボタル・ヘイケボタルを展示する。照明を落とした2階の企画展示室で、常時約50匹のホタルたちが美しく輝き、どこか懐かしい原風景を見ているような気分を楽しめる。また、ホタルの生態や繁殖への取り組みについて学べるパネル展示も行う。




 通常見ることができない水族館の裏側を飼育スタッフと一緒に探検できる人気のオプションプログラム「バックヤードツアー 〜ホタルの特別解説〜」(11時〜・13時30分〜、約20分間)も開催。水槽の裏側や、生きものたちのごはんをつくる“調餌室”などを、スタッフの解説付きで楽しめる。「ホタルの杜」開催期間限定で、ホタルの羽化(幼虫が成虫になるまでの期間)・成長過程・管理の方法など、ホタルの生態についての話を聞くことができる。当日、エントランスで先着順に受け付け、定員は各回15人。料金は4歳以上1人500円。







バックヤードツアーの様子



 ホタルの展示・繁殖は、「旧マリンピア松島水族館」(2015年5月閉館)から続く取り組み。「旧マリンピア 松島水族館」では、飼育スタッフが仙台の北西端にそびえ立つ泉ヶ岳で見たホタルの風景に感動し来館する人たちへ伝えたいという思いから、2012年から2014年まで毎年ホタル展示を実施した。「旧マリンピア松島水族館」閉館後、一度途絶えたホタル展示・繁殖への取り組みは、2019年に復活。後継館となった「仙台うみの杜水族館」で、今回で6回目の展示を迎える。




 一年を通じてホタルの繁殖に取り組んでいる同水族館。ホタルが成虫でいる期間は10日ほどで、その一生のほとんどを幼虫の姿で過ごすため、成虫まで育てるためには、幼虫期の管理が重要となる。水中で生活するゲンジボタル・ヘイケボタルの幼虫のための毎日の水替え、“これしか食べないごはん”である巻貝の繁殖・飼育など、ゲンジボタル・ヘイケボタルの安定した繁殖に向け試行錯誤を続けている。

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