芸能事務所「稲川素子事務所」の社長・稲川素子さんが、心不全のため、亡くなった。90歳だった。11日、ORICON NEWSの取材に対し、事務所関係者が明らかにした。訃報を受け、かつて同社に所属したフィフィが自身のXを通じ、追悼した。
【写真】かつて「稲川素子事務所」に所属していたセイン・カミュ 「外国人タレントといえば稲川素子事務所」と呼ばれるまでに知名度を確立。所属タレントからは、ルビー・モレノさんをはじめ、セイン・カミュ、ゾマホンら、多彩な顔ぶれがドラマやバラエティーで活躍した。
その1人だったフィフィは「芸能界に入った最初の2年、稲川素子事務所に所属しました。自分で言うのも何ですが、私はルビーモレロさん以来の出世頭で、デビューして僅かで徹子の部屋に出演した時は、素子社長が随分と喜んで下さいました。その後私は移籍しますが、あの時の私があって今があります…心よりご冥福をお祈りします」と感謝を込めた。
事務所関係者によると、素子さんは5月13日に自宅で亡くなり、既に家族で密葬を執り行った。今後、関係者らと「偲ぶ会」を計画しているという。