日本ハム・清宮、再昇格即スタメンで2四球　解説陣は打席内での粘りを評価「必死さが伝わってきた」

◆ チームは3カード連続負け越し中、起爆剤となるか!?

　日本ハムは打線が振るわず中日に0－4で敗戦。2試合連続の完封負けで3連敗となり、最大9つあった貯金は5に減少した。

　日本ハム打線は中日先発・髙橋宏斗を攻略できずゼロ行進。1点を先制された直後の4回は4番アリエル・マルティネスの左越え二塁打などで一死二、三塁としたが、5番・郡司裕也は投ゴロに倒れ走者は釘付け。続く清宮幸太郎は四球を選び二死満塁となったが、最後は7番・清水優心が空振り三振に倒れた。7回は二死二塁で代打・田宮裕涼が右前打を放つも、中日右翼・岡林勇希の本塁好返球に阻まれ二走・中島卓也がタッチアウト。最後までホームが遠かった。

　今季初勝利を目指す先発の上原健太は、7回1失点と好投するも打線の援護に恵まれず3敗目。1点ビハインド9回は3番手の生田目翼が一気に3点を失った。

　日本ハムはこの日も打線が振るわなかったものの、11日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、一軍再昇格即スタメンとなった清宮幸太郎の打席にフォーカス。1打数無安打で復帰後初安打はお預けとなったものの、好投した中日先発・髙橋から2四球を選びいずれも好機につながった。

　二死二、三塁だった4回の第2打席は追い込まれたあとの内角球をしつこくカットし、最後は10球目のボール球を見送り四球。この粘りに、ベンチで見守っていた新庄剛志監督は拍手を送った。7回の第3打席も髙橋から四球を奪い、直後に代走を送られ途中交代。ここも得点にはつながらなかったものの、一打同点の好機を演出した。

　プロ入り7年目の清宮は、春季キャンプ直前の1月に左足を負傷し開幕二軍スタート。4月19日に一軍昇格を果たしたが、打撃不振により5月6日に出場選手登録を抹消された。この日の試合前に再昇格し「6番・指名打者」で即スタメン。安打こそなかったものの2出塁をマークし、番組MCの高木豊氏は「必死さが伝わってきた」と評価。解説者の坂口智隆も「打席での姿勢がガラッと変わった。気持ちが出ているなと感じました」と、今後の巻き返しに期待を寄せた。

☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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