サイモン・コーウェル、「ワン・ダイレクション」に続くボーイバンド発掘へ 7月にオーディション開始

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2024年06月12日 10:30  Techinsight Japan

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「ワン・ダイレクション」の生みの親として知られるサイモン・コーウェル。新たなボーイバンドを発掘することに(『Simon Cowell Instagram「Thank you to everyone who subscribes to @BGT on @YouTube.」』より)
サイモン・コーウェルが、「ワン・ダイレクション」に続く新たなボーイバンドを発掘することが明らかになった。サイモンは2010年に英オーディション番組『Xファクター』でワン・ダイレクションを結成させ、グループは世界的な成功を収めた。サイモンは「ここ14年間、彼らのように成功したボーイバンドは出ていない」と述べ、新たなメンバーを募集することを伝えた。オーディションは7月に英国とアイルランドの4都市で開催され、その様子はドキュメンタリー・シリーズとして公開される予定だ。

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英米の人気オーディション番組『ゴット・タレント』『Xファクター』のプロデューサー兼審査員で知られるサイモン・コーウェルが、新たなボーイバンドを発掘することを発表した。

サイモンはレコード会社経営やレコードプロデューサー、タレントエージェント、コンサルタントとして成功を収め、現在はレコード会社の重役を務める傍ら、英米のオーディション番組も制作している。

2010年には英ITVのリアリティ音楽オーディション番組『Xファクター』第7シーズンで、それぞれソロアーティストとしてオーディションを受けたハリー・スタイルズ、ゼイン・マリク、ルイ・トムリンソン、ナイル・ホーラン、リアム・ペインの5人を集め、最終的に「ワン・ダイレクション」としてボーイバンドを結成させた。

その後「ワン・ダイレクション」は、サイモンのレーベル「Syco」と契約してデビュー。5枚のアルバムがトップチャートとなり、数々のヒットシングルを生み出した。ワールドツアーも行うなど、史上最も成功したボーイバンドの一つとなった。しかし2015年にはメンバーがソロ活動をするため、2016年から活動休止すると発表した。


そんな「ワン・ダイレクション」結成から14年が経ったが、サイモンは再びボーイバンドを発掘するため、英国各地でオーディションの開催を発表した。

サイモンは米メディア『Rolling Stone』のインタビューに応じ、新たなメンバーを探すことについて、このように語っている。

「どの世代にも、超スーパースターのボーイバンドは必要だ。だがここ14年にわたり、ワン・ダイレクションのような成功を収めたバンドは出てこなかったと思う。業界はソロアーティストに焦点を当てる傾向がある。だからグループをまとめるには、たいてい外部の誰かが必要なんだ。」

さらにサイモンは、『ゴット・タレント』や『Xファクター』と同様、オーディションにどんな人物が現れるか分からないという期待と不安について、こう述べた。

「リスクは常に高いし、何が起こるか純粋に分からない。素晴らしいグループを発掘できるかもしれないし、そこにたどり着けないかもしれない。オーディションに誰も来なかったら? 気まずいことになるはずだ。成功への道は保証されていない。でも、それこそが僕にとってエキサイティングなことであり、これをやっている理由なんだ。」

英ロンドンの街角では、サングラス姿のサイモンを捉えた大きなポスターが貼られ、ボーイバンドのメンバー募集がスタートした。

広告には「サイモンは、きみを必要としている。新しいボーイバンドのために、未来の大スターを募集。時間を無駄にするな」と書かれている。

なおオーディションは、7月から英ニューカッスルとリバプール、ロンドン、アイルランドのダブリンの合計4都市で開催される。その過程は撮影され、ドキュメンタリー・シリーズとして公開される予定だ。



画像は『Simon Cowell Instagram「Thank you to everyone who subscribes to @BGT on @YouTube.」』『One Direction Instagram「Where it all began #10YearsOf1D.」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
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