「ノラ」などのヒット曲で知られ、6日に乳がんのため50歳で死去した歌手門倉有希(かどくら・ゆき)さん(本名金田充恵=かねだ・みつえ)の通夜が12日、都内の斎場で執り行われた。喪主は夫の金田大さん。
関係者によると、約300人が訪れた。生前、門倉さんと関わりが深かった参列者が涙を流す場面もあり、しめやかな雰囲気で行われたという。ひつぎの中の門倉さんは、22年10月リリースのラストシングル「幸せの分かれ道」の衣装である白のドレス姿だった。CDなど思い出の品々が展示された。歌手では長山洋子、伍代夏子、チェウニ、小桜舞子、飛鳥とも美、矢吹春佳、小沢あきこ、氷川きよし、西尾夕紀らが参列したという。戒名は「歌楽院真心一路恵愛清大姉」。
門倉さんは94年に「鴎…カモメ」でデビューし、96年の紅白歌合戦に初出場。98年発売の「ノラ」は約80万枚のロングヒットとなった。19年2月に乳がんと診断された。闘病をしながらステージに立ち続けてきたが、22年12月に体調不良から活動を休止。所属事務所によると今年2月初旬に緊急入院した。今年はデビュー30周年の節目。5月22日にベストアルバムを発売したばかりだった。
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