山崎紘菜、タクシー運転手の役作り語る「普段タクシーを乗るときにどんな動きをするのか観察」

0

2024年06月12日 22:02  ORICON NEWS

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ORICON NEWS

『Branded shorts of the Year』授賞式に出席した(左から)常盤司郎監督、山崎紘菜、溝口究氏 (C)ORICON NewS inc.
 世界の動画マーケターが注目するブランディングを目的としたショートフィルムの祭典『BRANDED SHORTS 2024』が12日に都内で開催され、完全栄養食「BASE FOOD」を開発・販売するベースフード株式会社が初製作したショートムービー『父を、乗せて。』が世界初公開された。本作で主演を務めた俳優の山崎紘菜、常盤司郎監督、ベースフード株式会社にてマーケティング部ブランド担当の溝口究氏が登壇し、制作に込めたブランドの想いや撮影秘話などを語った。

【全身カット】太ももチラリ!膝丈ミニスカで大胆美脚を披露した山崎紘菜

 ショートムービー『父を、乗せて。』は、なんとなく生活を続けてきた女性・あかねが、父の実家がある過疎地でタクシードライバーをすることで、仕事へのやりがいや、自分の居場所を見つけていく物語。娘のあかね役を山崎が、父親役を村上淳が演じる。

 今回初めてブランデッドムービーを製作した溝口氏は「ベースフードの思いや価値みたいなものを一つの物語として表現できないかという思いはずっと持っていました」と語ると「いろいろな商品に対する価値を広めたいという思いがあるのですが、今回ブランデッドムービーとして表現したかったのは、商品を通じて、その先にある一人一人の豊かな暮らしや喜びを映像で見せること」とコンセプトを明かす。

 そのなかで溝口氏は「自分の周囲の大切な人の健康を願うことって、すごく温かく愛情のこもった気持ちなんですよね」と本作に込められた思いを語ると「企画から長い時間をかけて、常盤監督を始め多くの方々にお世話になって作品が完成しました。私は3日間の撮影のすべてに立ち合ったのですが、後ろで見ていて涙腺が崩壊してしまうほど素晴らしかった」と撮影を振り返る。

 そんな作品に参加した山崎は「ブランデッドムービーということですが、普段の映画作りと変わらない熱量で取り組もうというのは、クランクイン前から話していました」と述べると、タクシー運転手という役柄について「運転をしながらお芝居をするのは初めてだったので難しかった。自分にとっては挑戦でした」と語る。

 役作りのために山崎は「普段タクシーを乗るときに、運転手さんがどんな動きや気の配り方をしているのか観察していました」と意識していたことを明かすと「私は気分転換に運転をする方なので、今回の役柄を通じて、タクシーの運転手さんへの新しい視点や価値観が発見できたと思います」と笑顔で語っていた。

 常盤監督も「ものを作るときに、ブランデッドムービーだから、映画だから、広告だからと差別化は図っていない」と強調すると「何を伝えたいのか、その軸がブレないようにと考えました。今回は親子の思いを伝える話。逆にそれぞれの思いが伝わらないという視点で物語を構成していきました」とコンセプトを伝えた。

 溝口氏は「プロモーションの一環を兼ねたものなので、この映画を通じてベースフードのことを知ってもらいたいという思いはあるのですが、この映画に限っては、ベースフードが作品の邪魔になることだけはしたくなかった」と意識していたことを明かすと「家族というテーマが主役。あくまでベースフードは、その物語を引き立てる脇役」と断言。

 出来上がった作品を「まず父と母に見せたい」と語った山崎は「ベースフードさんの思いも感じたので、私が演じさせていただいたあかねちゃんみたいに一生懸命頑張っている方に観ていただきたいです」と思いを吐露していた。
    ニュース設定