「Deloitte Digital Award」、丸紅の『できないことは、みんなでやろう。「紅丸」篇』が受賞

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2024年06月12日 22:18  ORICON NEWS

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「Deloitte Digital Award」の模様(C)ORICON NewS inc.
 世界の動画マーケターが注目するブランディングを目的としたショートフィルムの祭典『BRANDED SHORTS 2024』が12日に都内で開催され、「Deloitte Digital Award」を『できないことは、みんなでやろう。「紅丸」篇』が受賞。丸紅株式会社の野溝友美氏、関根裕子氏、多田裕代氏が登壇した。

【写真】「Deloitte Digital Award」で受賞した丸紅

 「Deloitte Digital Award」は「デジタルと人間らしさの融合」をテーマに、Purpose(存在意義)、New(新奇性)、Design(デザイン性)、Human Experience(人の体験・体験価値)、Engagement(愛着)による5つの指標で作品を審査し、表彰するもの。

 今回受賞した『できないことは、みんなでやろう。「紅丸」篇』の野溝氏は「こんな素晴らしい賞をいただきびっくりしました。とても嬉しいです」と笑顔を見せると「この作品はタイトル通り、“できないことはみんなでやろう”という思いのもと、いろいろな方々の協力で出来上がった作品。こうして受賞させていただきありがとうございます」と周囲への感謝を述べた。

 プレゼンターとして登壇したDeloitte Digital・クリエイティブディレクターの二澤平治仁氏は、受賞理由について「これから何が起こっていくんだろうというストーリー展開、そしてキャスティング、キャラクター、使われている音楽……本当にいろいろな方が携わって作られたのだろうなというのが伝わってくる作品でした。まさにブランドコンセプトを見事に体現しているなと感じました」と説明していた。

 またこの日は、Deloitte Digitalプロデュースのショートムービー『風のよりみち』も上映。本作は、2023年7月から約3か月にわたって島根県海士町を含む隠岐島前地域の大人の島留学に参加した11人の若者が、暮らし、働きながら、少しずつ変化していく姿を描いたドキュメンタリー作品。

 作品に関わった大人の島留学事業の企画運営をプロジェクトリーダーとして統括するロドリゲス拓海氏が登壇すると「年間100人ぐらいの若い人たちが“大人の島留学”としてやってきます。島根県の離島・海士町は人口2300人程度の小さな島。その小さな社会で若者たちがいろいろ経験することで、自分の周囲がどう成り立っているのか、手に取るように分かるようになります」と意義を説明する。

 二澤平氏は「ドキュメンタリーとして形がないもののなか、今回11名の追いかけるなか、最終的に数名にフォーカスしようと思っていたのですが、それぞれに成長ドラマがありました。11人全員を追いかけようという作戦に変更して制作しました」と過程を述べていた。

 また二澤平氏は、こうした試みについて「ショートフィルムは撮影の手法、アイデア、テーマの組み合わせで、いろいろな可能性が出てくる。企業のブランド価値もそうですが、地方の課題とショートフィルムを掛け合わせることで、新たな価値が生まれるという意味では、まだまだ大きな可能性があると思います」と未来に思いを馳(は)せていた。

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