キダ・タローさん、最後のCMソングは葬儀会社 明るく「か〜ぞ〜くそう〜」でお別れ…“さすが”な秘話も

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2024年06月13日 00:00  ORICON NEWS

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キダ・タローさん、最後のCMソング発表
 “浪速のモーツァルト”と愛され、先月14日に93歳で死去したキダ・タローさんが最後に作曲したCMソングが、15日から関西地区で放送されることが、分かった。生涯にわたり有名CMソングを多数手がけたが、ラストは奇しくも葬儀会社「大阪祭典」の楽曲となり、キダさんらしく明るいメロディーとなった。

【画像】キダ先生のワールド全開 明るい「家族葬」のCM

 同社公式サイトでも配信されるCMは、家族葬をテーマに、スナックやラウンジを舞台にしたコミカルな内容となり、太平サブローが出演した。スナック篇とラウンジ篇の各2パターン。スナック篇では、仲間とカラオケを楽しむ高齢者夫婦が、“ちゃんとした家族葬”をして欲しいと願い、「ちゃんとし〜た〜か〜ぞ〜くそう〜」と朗らかに歌い上げる。キダさんならではの旋律が、軽妙かつ耳に残り、家族葬のイメージを覆す。

 サブローは「やっぱり耳に残る。最後にいいものを残して亡くなられたというか、先生もこの曲を思いながらお別れしたんかなぁと思うぐらい。『浪花のモーツァルト』、ありがとうございました」。

 かつて、クイズ番組の司会をするキダさんの“大阪のおっさん”ぶりを見て「『ほんまに作曲家でっか?』って言うたことあるぐらい」と懐かしげ。そして「学校とか市の歌とか、ジャンル問わずこしらえてはる方なんで、やっぱり守備力すごいなと。(今回のCMソングを聞いて)改めて思いましたね、キダ・タローの守備力のすごさ、あっぱれでございます」と功績をたたえ、CMについても「明るく見てほしいですね」と呼びかける。

 そして、最後のCMソングにも、キダさんならではの秘話があった。「オフィスとんで」担当者は、今回の依頼は1曲だったものの、キダさんがメロディーを2つ作曲。どちらも捨てがたく、なんと「それぞれの前半後半をつなげて1曲にしましょう」と提案したところ、「先生に怒られるかなと思い伝えたら、いとも簡単に納得していただいたんです」と驚きの証言。「作った曲はもう忘れていらっしゃったみたいで(笑)」とユーモアを交え、「さすが浪花のモーツァルト、天才!」と感嘆。「最後の作曲になったのは残念ですが、最初から最後まで、“キダメロディー”がぎっしり詰まった曲となりました」と語る。

 大阪祭典の谷川健男社長は「本CMの放映については、制作中にキダ先生がお亡くなりになられたこともあり、当社として非常に判断の迷うところもありましたが、キダ先生のご家族そして事務所の皆様に背中を押していただき、放映するに至りました。こうした機会をくださった皆様に改めて感謝申し上げるとともに、「日清出前一丁」「かに道楽」など数々の名曲を世に送り出した、偉大な 浪花のモーツァルトに当社CMソングを作曲していただけたこと、最後の作品になったこと、奇跡的なメロディーが生まれたこと、全てを誇りに思います」と、心から追悼の意を表した。

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  • 作曲者が亡くなったからって、その曲の使用を迷う必要があるのか?。亡くなった人(が出演)のCMを続けている方が、よっぽど「止めろ!」と言いたくなる。
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