Mrs. GREEN APPLE新曲MV削除「歴史や文化的な背景へ理解欠ける」レーベル謝罪

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2024年06月13日 14:34  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

Mrs.GREEN APPLE。左から藤澤涼架、大森元貴、若井滉斗(2023年11月撮影)

3人組バンドのMrs. GREEN APPLEが12日に公開した最新曲「コロンブス」のMV(ミュージックビデオ)に「歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現が含まれていた」として、所属レーベルのユニバーサルミュージックは13日、公開を停止し、謝罪する文書を公開した。


同曲はコカ・コーラ「Coke STUDIO」のキャンペーンソングとして書き下ろされた楽曲。MVは大森元貴がコロンブス、若井滉斗がナポレオン、藤澤涼架がベートーベンに扮(ふん)したストーリーで、「猿」や「類人猿」に酷似したキャラクターが登場。メンバーが乗る馬車を引かせるなどの演出があったことに加え、コロンブスが近年では「侵略者」としての側面を伝えられることもあり、「奴隷制度」を想起させるなどの指摘の声が続出。トレンドワードに「ミセスMV」があがるなど騒動化していた。


ユニバーサルミュージックは「6月12日にMrs. GREEN APPLEの新曲「コロンブス」のミュージックビデオを公開いたしました」と報告した上で「本映像はMrs. GREEN APPLEの所属レーベルであるEMI Recordsと所属事務所Project−MGAで制作いたしましたが、歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現が含まれていたため、公開を停止することといたしました」と説明。「当社における公開前の確認が不十分であり、皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。今後はこのような事態を招くことのないよう細心の注意を払い、皆様にお楽しみいただける作品をお届けしてまいります」と謝罪した。


同バンドは13年結成。「ダンスホール」「ケセラセラ」などのヒット曲を連発し、大森の歌唱力と演奏力の高さなどで大人気のバンドとなっている。昨年にはNHK紅白歌合戦に初出場した。

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