【長瀬智也】 日本のレースシーンへの思いとバイク愛を語る 「僕たちだけで楽しむのはもったいない」 日本初ハーレーダビッドソン“バガーレーサー”でレースに出場

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2024年06月13日 14:49  TBS NEWS DIG

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9日、静岡・富士スピードウェイで行われたバイクレース『2024 Clubman Roadrace 第2戦』のMCFAJ MAX10グループに、長瀬智也さん(CHALLENGER RACING)、西田裕さん(JOYRIDE)、伊藤毅さん(ROUGH MOTORCYCLE)の3名が、Japanese Chopper Racing として出場、決勝のレースを終えた後、集まった報道陣に向け、その思いを語りました。

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長瀬さんは、1日更新のインスタグラムで「富士スピードウェイの収容客人数はおよそ2.5万人だそうですが我々のレースはいつもガラガラですのでゆっくりレースをお楽しみいただけるかと思います。」「我々のために来てくれる記者様は1人もいないと重々認識はしておりますが、それでも我々のレースを選んでくれた記者様がいたのなら積極的に囲み取材の対応も考えさせていただきます。」と発信していました。
 




現在、芸能活動から離れている長瀬さんは、“表現者”として自身のインスタグラム(フォロワー数190万人超)などで、バイクや音楽、釣りなどについて発信を続け、多くのフォロワーから注目を浴びています。


 



この日、大きさもスピードも全く異なる様々なクラスのバイクがレースに出場する中、長瀬さん、西田さん、伊藤さんの3人は、バイクの両サイドにバッグを装着をした“Bagger/バガー”と呼ばれるジャンルのカスタムバイクで出場しました。日本のレースで、“バガー”が走るのは初めてのことだと言います。


 




今回の試みについて長瀬さんは、「2年前に雑誌の企画で(バイクの)カスタムをする企画の中で、僕も誰かとバイクをカスタムするっていうプロジェクトで何をやったら面白いかなって考えた時に、ポンッと“バガーレーサー”が思いついたんです」と、経緯を説明。

 




ただ、実際にバッグをつけたバイクでレースに参加する事は、一緒にサーキットを走る人にとって邪魔になるし、危険も伴うということで、周囲の説得には時間を要したと言います。「バッグを外して走るって言う選択肢もありました、だけど、僕自身、アメリカのハーレーダビッドソンっていう乗り物に魅了され続けて生きてきたので、(バッグを)外して走った時に、俺だったら悲しむから、ハーレーファンも悲しむだろうなって思ったから」と語りました。


 




また、そもそもハーレーのような、大きなバイクでレースに出ることについて、長瀬さんは「ハーレーでレースをやるなんて笑われちゃうくらいの話かも知れないですけど、僕らは、そこに面白味を感じています。速いバイクで速いのは当たり前ですからね(笑)」「試行錯誤して、色んなものを乗り越えて、タイムを出して、一生懸命走ってたら、入賞できたりとか、勝ったりとか、無事に帰って来れたりとか、純粋にソレだけなんですけど、ただ、きっとやっぱり僕らはハーレーじゃなかったらレースはやらなかったと思うので、むしろその“不利”が、その“逆境”が気持ち良いくらいです。」と笑顔で語りました。


 




そして、「アメリカの作ったハーレーダビッドソンって言う、到底レースをするって思いにならないような、ツーリングに向けたバイクでレースをする楽しさを僕らは覚えてしまって」と、重量級ツアラーでのレースの魅力にはまっている一方で、「なかなかスタンドにお客さんが入らなかったり」と、レースが興業的には厳しい現状を語りました。

 




「僕らがこのレースを始めたときは、このクラスがなくなりそうなくらい少なかったんです、もう走ったら入賞するくらい、(レーサーが)3人しかいないって事です、そのくらい一時期、低迷してしまった時代があったんです」と当時を懐古。
 




「新しい何かを作ったり、新しい何かを始めたりする時って言うのは1番楽しいんですよね。だけど1番最初にやる人って、まず笑われるじゃないですか、大体2番目の人がドッカーンって行くんです。でも僕らは、1番目で良いんですよ。そういう立ち位置で、きょうもサーキットにいる一緒に走っているライダーの方達にすごく温かい声をもらって、乗っているバイクは違えど、気持ちが通じるっていうのは、言葉にはかえられないくらいの喜びがあるので、僕たちだけで楽しむのはもったいない、皆さんにも是非とも味わってもらいたい。」「“バガーレーサー”という遊び心のあるレースが、この日本で行えるってことが少しでも伝わったら良いなと真剣に思っています。」と、熱い思いを語りました。

 




また、長瀬さんは自分自身がプロのライダーではないとした上で、「色んな“表現”の仕事をしてきた人間として、見てくれる人がいないと“表現者”になれない、ライダーも同じだと思っていて、僕らを通じてちょっとでも知ってもらって、誰かにとって良い趣味だったり、人生の良い時間になってくれたら良いなという思いで、発信しています」と、“表現者”として、発信を続けている意図を話してくれました。

 



そして、「きっと最終戦も、もうちょっと知れ渡っていたら嬉しいなと思ってるし、(記者の)みなさんも来た以上ね、次も、その次も来ていただいて、僕らの思いを聞いてもらって、日本の皆さんに、バイク好きの人だったり、色んな人に伝えていただけたら嬉しいなと思います。」と、11月に筑波サーキットで開催される最終戦に向けて、さらにその先の未来に向けて展望を語りました。

【担当:芸能情報ステーション】

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