音楽プロデューサーの松任谷正隆(72)がMCを務めるBS朝日『カーグラフィックTV』(毎週木曜 後11:00)が、きょう13日に放送される。
【番組カット】後ろ姿もカッコイイ…マセラティ『グラントゥーリズモ』内外装全部見せ
今回番組がピックアップするのは、1914年にイタリア・ボローニャで創業したマセラティ。レーシングカー・コンストラクターとしてその名を広めたが、オルシ家に買収され、モデナに拠点を移して以降、一貫してプロダクトラインナップの中心はGTカー。ノーズにネプチューンのトライデントエンブレムを冠した『3500GT』や『5000GT』といったラクシュリーなスポーツクーペが誕生した。
その流れをくんだうえで、新型『グラントゥーリズモ』の直近の歴史を振り返れば、フェラーリの傘下で98年に登場した『3200GT』が挙げられる。デザインはジョルジェット・ジウジアーロ。90度V8 3.2リッターツインターボ、つまりビトゥルボエンジンを搭載していた。その後2002年にマセラティ・クーペとスパイダーに進化。05年には、よりスポーティな仕立てのグランスポーツが登場した。
続いて07年に発表された、4シーターの初代『グラントゥーリズモ』。デザインはピニンファリーナによるもので、フェラーリ製の4.2リッターと4.7リッターV8 NAエンジンを搭載。その16年後の23年、2代目の新型『グラントゥーリズモ』へとその歴史は引き継がれた。
「先代はあまりいい印象がない、はっきり言って」と話す松任谷は、この新型をどのように評すのか。運転席に乗り込み、エンジンを始動し、走り出すと、松任谷はその変化に驚く。