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AKB48グループのナンバーワン歌姫を決める「第6回AKB48グループ歌唱力No・1決定戦」の決勝大会(7月23日、東京・立川ステージガーデン)にNGT48から4人が出場する。清司麗菜(23)、大塚七海(23)、三村妃乃(21)、鈴木凜々花(15)で、5月29、30日の予選を突破し決勝進出の20人に入った。大舞台に挑むそれぞれの様子を紹介する。第1回は三村。自身通算4度目の決勝で悲願の頂点を目指す。
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「優勝したい」。三村がため込んでいる思いを言葉にした。いきものがかりの「YELL」を歌った予選は通過者中15位。審査員の間では「迷いがあり感情で歌いすぎ」という声の一方、「今回は響いた」と評価が割れた。それも、より高いレベルが期待されている証し。「予選の結果を研究して決勝に生かす」と勝負のステージを見据える。
パワフルな高音が特徴で、実績はNGT48の中では群を抜く。通算4度目の決勝進出で個人戦自己最高順位は第2回大会の3位。昨年の個人戦は予選落ちしたが、清司、新井りりの(引退)とのトリオで出場したユニット戦(今年は開催なし)ではLittle Glee Monsterの「好きだ!」で優勝した。
「今回の決勝は勝ちに行く選曲をする」と言う。昨年、自分がいない個人戦決勝を観客席から見た。「ステージにいるのとは全然違う。どういう歌が強いか、どんな演出が心にくるのかを勉強できた」。積んだ経験も武器になる。
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これまでNGT48で個人戦の決勝に進むのは三村だけだったが、今回は4人。予選前にメンバーから選曲のアドバイスを求められた。「実際にそれがピタっとはまった」。昨年、ユニット戦で優勝した際はコーラスのアレンジを手がけた。プロデュースは得意だと感じた。今回もそれぞれの特徴を意識して助言した。
自分のため以上にメンバーへの協力を惜しまない。「せっかくの決勝大会。何か1つみんなの思い出になってほしい」。仲間を思い、自身を磨いて頂点に立つ。イメージはできている。【斎藤慎一郎】
◆三村妃乃(みむら・ひの)2002年(平14)6月15日生まれ、埼玉県出身。18年6月にNGT48の2期生として加入。22年、初舞台「わたしがピアスをあけたLaLa…」で主演を務めた。趣味はミュージカル鑑賞、コスプレ、イラストを描くこと。血液型O。
◆AKB48グループ歌唱力No・1決定戦 AKBグループ所属のメンバーが歌唱力で競う。6度目開催の今回は予選に国内グループから100人、海外の姉妹グループから35人がエントリー。5月29、30日の予選を突破した20人が決勝大会に進出し6代目女王の座を争う。決勝進出者の中で上位に入ったメンバーが「ファイナリストライブ」を開催する。
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