「やっと人の目を見て話せるようになりました」本格始動の渡邉多緒が憧れている俳優

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2024年06月14日 08:00  週刊女性PRIME

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渡邉多緒 撮影/山田智絵 ヘアメイク/井下成美 スタイリング/ホカリキュウ

 ジュノンボーイ・コンテストで最年少グランプリに輝いてから約4年。中学卒業を機に上京し本格的に芸能活動をスタートさせた渡邉多緒が、6月14日から全国公開される映画『こころのふた〜雪ふるまちで〜』に出演する。進路に悩む高校生たちの葛藤を描いた群像劇だ。

「僕が演じる橋本亮介は、ダンス部の人気者。とても明るくて、演じるときは1、2個ギアを上げないとテンションが追いつかないくらい、僕とは違うキャラクターです(笑)。撮影の日は、家の玄関を出るときに“よっしゃ、やるぞ!”と気合を入れていました」

演技のレッスンを始めてから、やっと人の目を見て話せるように

 演じる亮介と自分は、月と太陽くらい違うと話す。

「亮介が太陽、僕が月です。僕、自分からあまり話さないし、前に出ないタイプなんです。でも亮介はみんなのリーダーで太陽みたいに明るい人。真逆だという意味で、僕が月です。亮介を演じるときは『今日もみんなを照らしちゃうぞ!』と思ってました(笑)」

 プライベートでは、自己主張することは少ないタイプ。

「小さいころから無口で、母からは手のかからない子だったと聞いています。クラスでもおとなしいほうで、前に出るタイプではなかったです」

 ジュノンボーイになってからの芸能事務所との所属面談でも、ほとんど母親が話して自分はずっと黙っていたという。隣に座っていたマネージャーも「あのころは本当にしゃべらなかったもんね」と笑う。

「演技のレッスンを始めてから、やっと人の目を見て話せるようになりました。自分と向き合う時間も増えて、少しずつ自分から話したりもできるようになったのかな。自分が何かを発信しないと相手からも返ってこないんだと、レッスンを通して学びました」

 と、まっすぐに目を見て話してくれた。今は何より演技が楽しいという。

「普段から演技のことを考えていることが多いです。台本があったらずっとそれについて考えているし、映画を見るときも、演技や撮影の方法を考えたり。オフでも役に引っ張られてしまうタイプで、影響を受けやすいのかも」

 そんな彼が憧れている俳優は窪塚洋介。

「うまく伝わるかわからないですけど、窪塚さんの演技って窪塚さん自身がそこにいるような気がするんです。どんな役を演じていても存在感があるというか。それがすごくカッコよくて憧れます。いつか僕も、そこに存在するだけで作品が成立するような俳優になりたいです」

 映画が大好きで、普段からよく見ているという。高校生という若さならラブコメや学園ものが好きなのかと思いきや、シリアスな作品が好み。

「重ためな映画が好きなんです。『MOTHER』とか、『怒り』とか。恋愛映画だと、ラブコメよりも『溺れるナイフ』みたいに胸が苦しくなるような映画が好きです。いつかそういう作品に出たいと思って、演技レッスンを頑張っています。殺人犯役なんかもできるようになりたいです」

 3月に17歳になったばかり。これからの目標は?

「いろいろなことに挑戦したいですが、今の目標は映画の主演です。エンドロールのいちばん上に自分の名前があるってカッコいいなって。17歳のうちに目標が達成できるように頑張ります!」

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