BE:FIRST三山凌輝「虎に翼」朝ドラ初出演でメンバーの存在実感「帰ってくる場所がある」ファンへの恩返しも【インタビュー】

0

2024年06月14日 12:04  モデルプレス

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

モデルプレス

三山凌輝(C)NHK
【モデルプレス=2024/06/14】2024年度前期連続テレビ小説「虎に翼」(NHK総合・毎週月〜土あさ8時〜ほか)に出演するBE:FIRSTメンバーで俳優の三山凌輝(みやま・りょうき/RYOKI/25)にインタビュー。朝ドラ初出演となった思い、演じる役どころなどについて詳しく語ってもらった。<前編>

【写真】「虎に翼」三山凌輝、ストイックな減量後の姿

◆伊藤沙莉主演朝ドラ「虎に翼」

110作目の朝ドラとなる同作のモデルは日本初の女性弁護士、のちに裁判官となる三淵嘉子さん。激動の時代を生きた1人の女性法曹とその仲間たちの波乱万丈の物語として大胆に再構成し、登場人物名や団体名などは一部改称して、フィクションとして描いていく。主演の伊藤沙莉は主人公・佐田(猪爪)寅子を演じ、脚本を吉田恵里香氏が務める。

三山が演じるのは、寅子の弟・直明役。純粋な性格で家族想い。責任感が強く、家計を支えるため自分を犠牲にしようとするような一面を持つ。

◆三山凌輝、朝ドラ初出演でメンバーの存在実感

― まず、朝ドラ初出演が決まった当時の心境を教えてください。

三山:朝ドラというのは歴史的に伝統のある作品で、携わらせていただくことが1つの目標でもあったので、ただただ本当に嬉しかったです。このタイミングで出演させていただけることは、僕の人生設計図の中でもこれからの役者業としても「虎に翼」がすごく大切な作品になるんだろうなという確信は、クランクインする前から感じていました。

― 周りからはどのような反響をもらいましたか?

三山:応援してくれているファンの方はすごく喜んでくれましたし、びっくりもしてくれました。俳優・三山凌輝としても注目していただいているタイミングで、 嬉しいご報告ができたのはすごく意味のある瞬間でもあり、今まで応援してくれた人に恩返しができたという気持ちにもなりました。俳優としての期待も感じられて嬉しかったですし、アーティストだけでなく表現者としても、改めて応援してくれる1つのきっかけになるのかなと思いました。

― メンバーの方の反応は?

三山:朝ドラが決まった当初、メンバーたちは僕に「朝ドラ俳優じゃん!」とラフな感じで声をかけてきましたが(笑)、すごく応援してくれています。それこそ撮影が忙しい中でグループでのドーム公演があり大変な部分もありましたが、メンバーたちと合流するといつも通り変わらない雰囲気でいてくれて、ホーム感があってありがたい環境だなと思いました。自分が帰ってくる場所があるというのが、人生の中で新しい感覚でしたし、僕は俳優として1人でずっとやってきたので嬉しかったです。特別な存在だなとすごく感謝しました。

◆三山凌輝、直明役は「僕と似ている部分がある」

― しっかりもので真面目な直明役を演じるにあたって意識していることを教えてください。

三山:意外と根本的な熱量や素直さみたいなものが僕と似ている部分があるので、真逆な人間ではないなと思います。自分の本性と近いものがたくさんあるので、そういうところはそのまま出せればと思いましたし、あとは時代に合わせて「僕がこの時代にいたら」と意識して演じていました。

― 戦後間もないということで丸刈りヘアになっていますが、ご自身ではその頭髪に関してどのように思っていますか?

三山:僕はかれこれ1年近く丸刈りなのであまり違和感がありませんが、1年の中でも色々な変化があって、丸刈りをする理由が違うから面白いなと思っています。初めて丸刈りにした時にはアーティストとしての存在意義や意思表明みたいなものを投げかける意味もあったのですが、今回は役に合わせて話し合いの中で決まったことだったので、抵抗はありませんでした。

― 昭和の雰囲気を出すための役作りはしましたか?

三山:もちろん昭和の時代で直明を演じるという意識はありましたが、周りから「意外と昭和っぽいね」と言われることが多かったです(笑)。だから自然と昭和にいそうな感じが出たのはありがたいなと思っていました。

◆三山凌輝、初日に緊張…乗り越えたマインドとは

― 演じる直明は猪爪家で唯一、子役からバトンタッチとなりますが、演じるにあたり意識したことがあれば教えてください。

三山:家族役のみなさんはこれまでずっと一緒に撮影されている中で、僕だけ初めましてだったので勝手にプレッシャーを感じてしまい、初日は正直緊張していました。自分なりの直明を演じて、猪爪家のスーパー俳優さんたちにお任せしようと思ったところ、久々に家族の元に帰ってきた直明の紛れもない喜びなど、家族の分かち合いみたいな雰囲気を空気感に表すことができました。直明の初登場シーンが1番最初の撮影になったのですが、家族役の俳優さんたちが、初めましての僕を抱いて泣くという演技を間近で見て、すごいなと思いました。この感動は未だに忘れられません。

― 初日は緊張されていたとのことですが、その感覚は現在も続いているのでしょうか?

三山:今ではほぼなくなりました!初日はどうしても空気感を探るというかどこか落ち着かず、どれだけ頭の中でイメージしていても現場に入ったら全然風景が違うこともあるので、それはどうしようもないと思って、思うままに感情を表現しようとしていました。あとは、直明が岡山での生活を家族に説明するシーンでも緊張感があったのですが、直明が家族と何年も会ってなくて、久々に帰ってきてよそよそしくなるのは当たり前なことなのかなと思ったので、逆にその心情を利用してやろうというマインドでやり抜きました。

◆三山凌輝、初の朝ドラ現場で経験したこと

― 実際に朝ドラの現場に参加してみて驚いたことや他の現場と違って新鮮だと感じたことはありますか?

三山:朝ドラは撮影期間が長いので、役と向き合う時間もすごく長くて、自分の俳優としての経験でもあまりないことだと思いました。何日間もずっと直明で撮影をしているので、自然と直明になるマインドが出来上がるぐらいまで役と向き合えていましたし、逆に撮影期間が空いた時に「全然直明になれてないな」とすごく寂しくなりました(笑)。撮影裏については、待ち時間で心地よさから気づいたら楽屋で寝てしまっていて、運動不足になっていました。NHKは食堂のご飯が美味しいので、食べてそのまま寝ちゃうこともありました(笑)。

― 実際に撮影に参加してみて、このドラマが面白い理由はどこにあると考えましたか?

三山:僕も脚本を読んだ時に、なんで面白いんだろうとたくさん考えたんです。まず脚本の吉田さんが天才というのは間違いなくて、人間として泥臭い部分や矛盾している部分を上手に台本に落とし込んでいる。あとは、今回のテーマとしていろんな差別についても考えていますが、今の現代社会でも大きなテーマとしてリンクする部分があって、昭和の時代と今が結びついているなと感じました。今を生きている皆さんが他人事じゃなく捉えられて、共感できる部分なのかなと思いました。

★インタビュー後編では、主演・伊藤の凄さや手応えを感じた共演シーン、撮影裏話について語っている。(modelpress編集部)

◆三山凌輝プロフィール

1999年4月26日生まれ、愛知県出身。俳優として映画「縁側ラヴァーズ」(2020)、「人狼ゲーム デスゲームの運営人」(2020)などに出演し、2021年8月より7人組ダンス&ボーカルグループ・BE:FIRSTのメンバーRYOKIとして活動を開始。演技作品、アーティスト活動と多岐に渡って活動している。

【Not Sponsored 記事】

    ランキングエンタメ

    前日のランキングへ

    ニュース設定