日本民間放送連盟(民放連)の遠藤龍之介会長(68)は14日、都内で定例会見に出席した。
昨年10月期の日本テレビ系連続ドラマ「セクシー田中さん」の原作者・芦原妃名子さんが今年1月に亡くなった件について、お悔やみを述べつつ「我々としてもとても重く受け止めています」と話した。
日テレと原作発行の小学館双方から報告書が出たことにも触れ「(内容が)異なっている部分もありました。一般論として小説などをドラマ化すると、それを三次元に移し替えるとなると、さまざまな創意工夫がないといけないのも事実です。そういうことであるからこそ関係者の間で世界観の綿密なコミュニケーションが必要だと思います」と述べた。
日本テレビの石澤顕社長が「ミスコミュニケーション」という言葉を使っていた点も取り上げ「制作現場のゆとり、それは時間的なこともそうですが、精神的な部分もそうです。そうしたことが豊かなコミュニケーションには不可欠。それが必要かなと思います」と話した。
また7月から開催のパリ五輪については「月並みですが、日本選手にひとつでも多くのメダルを獲得してほしい」とエール。TVerでほぼ全競技をライブ配信する予定で「パリのランドマークでいろんな競技が行われる。そういった意味でこれまでの五輪にはなかった映像が楽しめるかなと視聴者的な期待もあると思います。地上波と合わせて楽しんでもらえたら」と語った。
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