デビュー15周年の吉沢亮、駆け抜けた20代を経て描く未来「仕事、プライベートで思い出を」 写真集『Profile(プロファイル)』発売【インタビュー】

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2024年06月15日 04:00  ORICON NEWS

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吉沢亮 (C)ORICON NewS inc.
 俳優の吉沢亮(30)がデビュー15周年を記念した写真集『Profile(プロファイル)』が14日、発売された。ORICON NEWSは吉沢にインタビューを実施。20代最後の1年に四季折々の景色や日本の壮大な自然などの中で敢行された撮影当時の思い出に加え、15周年とともに30歳の節目を迎えた吉沢に俳優としての本音に迫った。

【写真】穏やかな表情で…写真集の撮影秘話を語った吉沢亮

■20代最後の吉沢を日本の美とともに「今までとは違った作品」

 写真集は、「吉沢亮 2024.4→2025.3 カレンダー」から多くの未使用カットを収録。2023年、1年を通して北海道・京都・関東近郊にて四季折々の景色や日本の壮大な自然とともに、また格式高い建築物を撮影地として選定し撮影を敢行。カレンダーでは見られなかった吉沢のさまざまな表情や、カメラマン荒井俊哉氏こだわりのモノクローム写真・ポートレート写真など貴重なカットが収められ、29歳の吉沢を存分に堪能できる内容になっている。写真集のタイトル『Profile』にちなみ、今年30歳を迎えた吉沢の誕生からデビューまで、デビュー以降の出演作品を振り返るページに加え、撮影メイキングや撮影当時の思い出と30代の抱負を語ったインタビュー映像が収録されている。

――写真集を刊行された率直な思いは?

【吉沢】15周年のタイミングで、写真集みたいなことはやりたいって話はしていて。今までは自然体で撮ることを意識しながら私服、メイクも入れずという状況やっていたんですね。今回は周年記念にもなるし、真逆にメイクも衣装も入れて、かっこよく撮ることをやってきたので。また違う写真集ができて多の方々に喜んでいただけたらうれしいなと。

――雪の中の撮影では、非常に良い表情をされていましたが、写真の出来栄えと、撮影時のエピソードを教えてください。

【吉沢】この写真は1月の北海道、マジで寒い中で撮っていたのでほぼ記憶にないです(笑)。ちょうどドラマ『PICU 小児集中治療室』(フジテレビ系)のスペシャルで、1月の頭に北海道ロケが残っている状況で、その前日とかに撮影した。すごく寒い中で撮ってはいましたけど、衣装もロケーションとあっているものを選べたし、楽しく撮影していたので、良い写真が撮れたんじゃないかなと思いますね。

――衣装はご自身で?

【吉沢】ここはそうですね。たくさん候補がある中で、よくある衣装は着たくないと思っていた。このカットは粘った。良い感じにはまったので良かったです。

――ファンに見どころをお伝えください。

【吉沢】1年をかけてロケーションして、たくさんの衣装を着ながら撮った気合い入れた作品。「Profile」のタイトル通り、今までの仕事の振り返りだったり、ファンの方に喜んでもらえるようなページもあったりする。デビューした当時から応援してくれている方がいたら、感慨深いものになっているかもしれないし、この辺から知っていたなとか、いろいろ楽しんでもらえる内容になっている。

■ストレスフリーで大事なことは健康「ここ数ヶ月ずっと玄米食べてます(笑)」

――改めて20代を振り返ってみていかがでしたか?

【吉沢】20代は本当にいろんな作品をやらせていただきました。一言で言うならすごく仕事をした年だなと。その中で僕自身も成長させてもらったと思うし、本当に仕事の記憶しかないなって。今後は逆にもっとプライベートを充実させていきたいですね。

――過去のインタビューでは今後ストレスフリーで生きていきたいとおっしゃっていたのがすごく印象的だったのですが、改めてストレスフリーのために意識していることはありますか?

【吉沢】作品に入ると難しいですけど、健康体でいるっていうのが結局1番のストレスフリーじゃないかなって僕は思いますね。今年に入ってからここ数ヶ月ずっと玄米だけを食べる生活をしていて。っていうのは役作りなんですけど。めっちゃ体調良くなって。やっぱ体調がいいとストレスって本当になくなりますね(笑)。この記事を読んでくださっている皆さんに玄米がいいと言っておきたいです。

――プライベートを充実させたいとおっしゃっていましたが、具体的にどのようなことに関心がありますか?

【吉沢】アウトドアなことをやりたいです。やっぱり友達とどこかに旅行に行ったりとか。20代を思い返したらもう仕事のことしか思いつかないし、それはそれで全然いいことなんですけど、30代は、仕事はもちろん、プライベートでも思い出に残るようなことを残していきたいですね。

――今作、素の表情が詰まっていますが、日常生活で素になれる瞬間は?

【吉沢】いつでも素ですけどね。難しいですね。逆にあまり自分を作ろうとしないという信念を持って生きている気がするので。いつだって素なのですけど…。でもやっぱゲームをしている時とかじゃないですか。一番素というか。ゲームをしていたり、友達とお酒を飲んだりする時がリラックスしている瞬間でもあるので。素なのだろうなと。

■駆け抜けた20代、印象深い役柄は渋沢栄一 「たくさんのことを学んだ現場」

――デビュー15年ということで、ご自身が想像していた30歳と現在の自分を比較すると?

【吉沢】30歳って、20代とか10代から見たらだいぶ大人というか。世間のことをちゃんと知ってて、ちゃんとした人間なんだという印象はありましたけど、いざ自分がなってみると10代の頃と大して変わらない。いつまでも子どもだなという印象です。

――目指す役者像はありますか?

【吉沢】こういう俳優になりたいはないですけど、いつまでもお芝居に関してはストイックに向き合っていたい。自分が愛せる作品に出演していたい。

――仮面ライダーから大河ドラマ、またさまざまな映画に出演されてきたと思いますが、ご自身のキャリアの中で印象に残っている役柄、またターニングポイントと思う瞬間があれば教えてください。

【吉沢】ターニングポイントはいっぱいありますけど、一番印象に残っているのはやっぱり大河ドラマの出演。一人の人間をあれだけ丁寧に1年半かけて一生を描くのは今後もそんなに経験できることではないと思います。大変だった印象もすごい強いけど、その分すごく楽しかったなっていう印象もある。めちゃくちゃいろんなことを吸収できた現場だった。自分の中でいろんな表現の仕方も挑戦したし、共演者の本当に素晴らしい方ばっかりでしたし、学ぶこともすごい多い現場だったなと思います。

――今までは演じることがメーンだったと思いますが、演出に回るなどの展望は?

【吉沢】興味がないことはないんですけど、あんまり具体的には考えてはないですね。でも羨ましいなと。僕たち役者は基本的にいただいたお仕事を任せられてやる。作品の根本から関わっている訳ではないので、自分でやりたいことを自分で考えてやるという仕事の仕方は本当に素晴らしいなとは思います。

――改めて30代の決意を一言。

【吉沢】別荘を買う(笑)。のんびりできる場所を作る。場所は全然決めてないので決めたいです(笑)。仕事としては、今まではやっぱり駆け抜けてきた20代だったので、ここからは落ち着きながら、やりたいことや、やってみたいな、これは絶対面白いなとか、そういう自分の心が動くような作品をやっていける俳優になりたいですね。
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