「先発した時はもう完投するんだっていう思いで…」平松政次氏が戸郷の“完投能力の高さ”に言及

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2024年06月15日 08:14  ベースボールキング

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巨人・戸郷翔征 (C) Kyodo News
◆ 「他のピッチャーも楽になります」

 巨人が日本ハムに完勝。連敗を6でストップさせ、久しぶりに阿部監督に笑顔が戻った。この日は戸郷翔征のエースらしい投球が、自軍に勝利をもたらした。

 戸郷翔は初回から危なげなく3者凡退で立ち上がると、直後の2回に坂本勇人の4号ソロ、3回にも相手のエラーと萩尾匡也のタイムリーで序盤から3点の援護を貰う。4回には売り出し中の水谷瞬と、7回に松本剛にソロを被弾されたが、結局失点はこの2点のみ。ノーヒットノーラン以来となる今季2度目の完投劇を披露し、今シーズン6勝目をマークした。

 134球の熱投を演じた戸郷に対し、14日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説として出演した平松政次氏は「エースになるように育てられたという形になってきてまして、どんどん、どんどん成長してますよね」と頷きつつ「だから戸郷は、自分が先発した時はもう完投するんだっていう思いでマウンド上がってると思うんですよ。そのゲームの展開によっては、7回や8回で(マウンドを)降りることはありますけども、今日みたいに点数が開いていたら、おそらくもう阿部監督も完投だよと言っていると思います。そういう人が出てくると、他のピッチャーも楽になりますんでね。だから非常にいい状況になってますね」と完投能力の高さが、ブルペン陣をも助ける一因となっていると説いた。

 エースの貫禄の投球で連敗を止めた阿部ジャイアンツ。交流戦締めくくりの3連戦は、なんとしても勝ち越したいところだ。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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