妻が“追っかけ”になった末に不倫…予想外のお相手に、夫もガク然/結婚人気記事BEST

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2024年06月16日 15:50  女子SPA!

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 女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「結婚」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2019年6月1日 記事は取材時の状況)

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 俳優・ミュージシャンや声優など、誰かのファンになって夢中で応援していると楽しくて生活が充実しますよね。

 ほとんどのファンは、純粋に応援しているのですが、一部にはその関係者と“親密なつながり”を持ってしまう女性もいるようです。

 それが、既婚女性の場合もあるようで…。

 松本哲夫さん(仮名・32歳・会社員)は、同期入社で同じ部署のY子さんと、おととし結婚したばかりです。

「入社したての時から付き合ったり、別れたりを繰り返して、ようやく落ち着いたと思ったのですが…」とため息をつく哲夫さん。いったい何があったのでしょう?

◆相撲に誘ったら夢中になった妻

 結婚して会社を辞めたY子さんは、趣味のカメラに没頭し、海や山などに出向いて写真を撮るのが楽しみでした。

「ですが妻が『これからは人物も撮りたいな』と言うので、僕の趣味である相撲観戦に誘ったんですよ」

 子供の頃から祖母と相撲中継を見るのが好きだった哲夫さんは、大学進学のために新潟県から上京して以来、ちょくちょく両国国技館に通っていました。

「今までもY子を相撲に誘った事が何度かあったのですが、まったく興味を持ってくれなくて。ですが今回は『お相撲さんか…ちょっと撮ってみたいかも』と初めて一緒に相撲観戦をしたんですよ」

 すると、ど迫力の取り組みに心をわしづかみにされてしまったY子さん。相撲の知識はほとんどありませんでしたが、初めてでも勝ち負けが分かりやすい所が面白い!と、夢中で写真を撮りまくったそう。

「妻が相撲にハマってくれたのが嬉しくて『中継の解説を聞くと色々覚えられるよ』と教えたら…録画して何度も何度も観ていて可愛いなと微笑ましく見ていました」

◆妻の相撲熱がどんどん上がった

 そして推しの力士が見つかり、相撲について勉強したY子さんは、いつの間にか立派なスー女(相撲好きの女子)になりました。

「いやぁ、Y子から『名古屋場所に遠征に行きたい』とお願いされた時は驚きましたね…そこまで何かにのめり込んでる彼女を見るのは初めてでした」

 インスタグラムに力士の写真をアップしているうちに、自然と相撲ファン仲間も出来たY子さん。相撲好き女子3人で名古屋場所を観て、名古屋が本場のファーストフードチェーン「スガキヤ」のラーメンを食べに行く旅に出かけたそう。

「元々友達の少ないY子が、スー女仲間とワイワイしている様子をLINEで写真と共に送ってくれるのが嬉しくて、本当に良い趣味が見つかって良かったなと思ってました」

 その後も相撲熱はあがり、両国国技館に通いつめるY子さん。

「Y子から『今日は千秋楽打ち上げパーティーに参加するから遅くなる』とLINE があって。まぁ楽しんでおいでと返信したんですよ」

◆相撲関係者とのパーティーに参加した妻

 千秋楽打ち上げパーティー(通称センパ)は、本場所が終わった千秋楽の夜に各相撲部屋ごとに主催され開かれる祝賀会で、基本的に会費(1万円〜1万5千円位)を払えば誰でも参加でき、ファンと力士や相撲関係者が交流できる場なのだとか。

 そして、深夜に帰宅したY子さん。パーティーで撮った写真を哲夫さんに見せながら、キャッキャと楽しそうに推しの力士がカラオケで美声を披露した事を興奮気味に話してくれたそう。

「よっぽどパーティーが楽しかったみたいで、その後何日もその話をしていましたね。そりゃ憧れの力士とお話したり写真を撮ったり出来るんですから当然ですよ。僕も参加してみたいし、うらやましいって思いました」

 それから一ヵ月後、哲夫さんのインスタグラムに見知らぬ女性から「Y子さんの旦那さんですよね?」とダイレクトメッセージが届きました。

◆妻の相撲女子仲間から不倫を密告された

「なんだろう?と思いつつ『はい、そうですが』と返信すると…その女性は妻の“スー女”仲間だったんですよ」

 すると実はY子さんが、千秋楽打ち上げパーティーの2次会に向かうタクシーの中で、呼出(よびだし。取り組みの時に「ひが〜し〜○○山〜」などと力士を呼び上げる人)に口説かれたと聞かされ…。

 しかもY子さんは、自分が既婚者だという事は隠したままにして…今でもひんぱんに呼出さんと会っているみたいですよと密告されたそう。

「とても信じられませんでしたが…呼出さんとY子がキスをしそうに顔を寄せ合ってる写真まで送られてきて…ショックでしたね。これは本人に確認してみるしかないと、重い足取りで帰宅したんですよ」

 感情を高ぶらせてしまった哲夫さんが、問い詰めると…Y子さんは泣きながら白状したそう。

「つい、相撲関連の人に誘われて浮かれてしまった、ごめんなさいと謝っていましたね。呼出さんに呼び出される度にデートしてホテルに行ってたみたいです…ホントこんなダジャレみたいな事言わせるなって感じです」

 そして、ひとしきり哲夫さんに謝ったY子さんは…。

◆密告した女性にキレる妻の姿に引いた

「今度は、密告したスー女にキレだしたんですよ…実はそのスー女は、Y子を口説いた呼出さんのファンで、自分が誘われなかった腹いせにこんな事したんだ!と。浮気されたのも悲しかったですが、その姿になんか引いてしまって…」

 Y子さんと、この先一生一緒に暮らしていけるか自信が無くなってしまったという哲夫さん。それから二人の仲はギクシャクしてしまったそう。

「ちょっと、これからY子とどうするか真剣に考えないといけませんね…」

「彼女を相撲になんて誘うんじゃなかったですよ…」とうなだれる哲夫さんなのでした。

<文&イラスト/鈴木詩子>

【鈴木詩子】
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop

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