「反抗期に反抗させてもらえず(笑)」鈴木福の20年、きょうだいのために気をつけたいこと

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2024年06月18日 16:40  週刊女性PRIME

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週刊女性PRIME

鈴木福  撮影/矢島泰輔

 2011年に放送されたドラマ『マルモのおきて』で大ブレイクし、国民的な子役となった福くんが、6月17日、20歳の誕生日にこれまでの人生を語ったフォトエッセイを発売した。

鈴木福が語る「両親の教え」

「ライターさんと編集担当さんに協力していただきながら、エッセイを作っていきました。特に気をつけたのは、僕が普段しないような言い回しを使わないこと。でも、伝えたつもりにならないように、できるだけ僕の言葉として伝わるようにしました」

 “伝えたつもり”じゃなくて、“伝える”。フォトエッセイ内で語られている、両親の子育てのモットーだ。両親の教えがちゃんと彼の中で息づいているのだろう。福くんいわく、ド昭和な厳しい両親だという。

「小さいころから、ちゃんと怒られてました(笑)。でも親がちょっと怖いことって、子どもにとって大切なことだと思うんです」

 子役時代も、しっかりと親に怒られていたようだ。

「最近は親があまり怒らないから、誰かに怒られるということに慣れてない子が多いって聞いて……もちろんそれが“良くない”って言ってしまうと良くないのかもしれないけど、僕は怒られることも大切だと思います。ダメなことをしたときに、自分の親が怒ってくれてよかったと僕は思っています」

 どうしたら福くんのような真っすぐな子に育ちますか、という質問を本人に投げかけてみた。

それは難しいですね(笑)。“その子がどんな子なのか”という部分がかなり大きいと思うので、一概には言えないですが、向き合って話す時間はやっぱり大切だと思います。

 子どもがやりたいと言ったことは、ある程度やらせてあげたりだとか。“あれもダメ、これもダメ”じゃなくて、“どうやったらできるか?”という考え方で子どもと一緒に考えてあげてほしいなと思います。僕の両親はそうやって僕と話してくれていました」

福くんの反抗期

 あまり想像できない“福くんの反抗期”について尋ねると、

「僕の場合、反抗期に反抗させてもらえなかったので(笑)。というより、親に反抗しようと思わなかったんですよね。たぶん、あらゆる反抗の芽を摘まれていたんだと思います(笑)」

 と笑って答えてくれた。

 仲良し4きょうだいの長男の福くん。タレント活動をしている妹の鈴木夢とのダンス動画をSNSに投稿したりと、仲の良さがうかがえる。

「弟たちにとっては、結構いいお兄ちゃんだと思いますよ! 意外と優しいですし(笑)。出演した舞台を見にきてくれて、カッコよかったよと褒めてくれたりします。友達に僕のことを自慢していた、なんて話を聞くとうれしいです」

 と、にこにこ。弟たちを可愛がっていることが伝わってくる。こんな兄でありたいというような理想はあるのだろうか。

「うーん、特に意識していることはないです。でもこれから弟たちが大きくなったとき“自分のお兄ちゃんが鈴木福なことが嫌だ”と思われたくはないな。そうならないようには、気をつけます(笑)」

 フォトエッセイの中で、「みんなでより良い未来をつくっていこう」と語る福くん。

「若者と呼ばれているみんなは、もっと明るい未来を目指してもいいんじゃないかな、と思っています。

 一人ひとりが頑張りながら毎日楽しく過ごしていったら、それがとても素敵な未来につながっていく気がするんです。“そんなに簡単じゃないよ”とか“のんきなこと言うなよ”っていう意見もあると思うけど、そういうこと言ってもいいじゃん!と僕は思っていて。

 みんなが夢を追いかけられたり、綺麗事を平気で言える世界も悪くないと思います」

 “笑う門には福来る”を体現する、若者世代のリーダーだ。

福くんと恋のオハナシ

Q.初デートはどこに行きたい?

「相手の行きたいところ。どこにデートに行くかは一緒に話し合って決めたいです。僕の行きたいところに連れて行くのはあんまり好きじゃないかな」

Q.女の子のドキッとするしぐさは?

「難しいですね……(笑)。目を見てくれること、ですかね。僕の目を見てにこって笑ってくれるといいなって思います」

Q.理想のプロポーズは?

「ひざまずいて指輪パカッとか大きな花束をプレゼントとか、ロマンチックなことは恥ずかしいです。だからといって、家でゆるっというのもちょっと嫌だな。まだ全然イメージが湧かないけど、ゆるくもかっちりもしすぎない、ちょうどいいプロポーズをしたいです(笑)」

写真協力/Otsuru En(昭和基地¥50) 

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