【宝塚】9カ月ぶりに宙組公演が再開 ファン「正直モヤモヤする部分はある」

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2024年06月20日 13:39  日刊スポーツ

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宙組公演が約9カ月ぶりに行われた宝塚大劇場(撮影・村上久美子)

昨年9月に25歳団員が急死して以降、上演が取りやめられていた宝塚歌劇の宙組公演が20日、兵庫・宝塚大劇場で、約9カ月ぶりに再開した。


宙組公演「Le Grand Escalier −ル・グラン・エスカリエ−」は、同組トップ芹香斗亜、同トップ娘役春乃さくらが主演し、この日、開幕。観劇にきた大阪市の女性(70)は「20年以上前から宝塚全体(全組)を見ています。たまたまチケットが当たったのできました」と話した。


女性は02年、紫吹淳主演の「ガイズ・アンド・ドールズ」を見て以来、5組をまんべんなく観劇しており、宙組の再開には「大丈夫かな? と思うところもあるし、正直、モヤモヤする部分はある」と複雑な思いを吐露した。


劇団では、昨年9月末に宙組団員が急死し、宙組はすべての公演が停止。劇団側は、3月28日にパワーハラスメントを認めて急死団員の遺族と合意書を締結し、謝罪した。


同時に、上級生の行為はパワハラに「該当する」としたものの、劇団では「厳しい叱責(しっせき)に悪意はなかったとしても、ハラスメントにあたる。その気づきが、劇団員にはなく、また、我々が教えてもいなかった。我々が、劇団員にその認識を持たせることができていなかった」とし、劇団に責任があるとのスタンスを保っている。


別の70代女性ファンは「不安はあるが、やると決めたなら頑張って最高のパフォーマンスをしてほしい」と宙組メンバーに望み、「明るい舞台を見せてほしい」とも語った。


一方で、劇団では、過重労働改善のため、公演日数を減らすなど上演スケジュールの見直しや、劇団内での取り決めを再考するなどし、組織風土の改革案を発表、実践している。


公演日数について、女性ファンは「まだ、公演が多すぎると思う。公演が減ればチケットは取りにくくなるけど、それでも生徒さんの負担が減れば…」と話していた。

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