昭和歌謡グループSHOW−WA、メジャーデビュー決定　ファン投票対決制し涙「感謝しかない」

秋元康氏プロデュースの昭和歌謡グループ「SHOW−WA」（ショウワ）と「MATSURI」（マツリ）が20日、フジテレビ系「ぽかぽか」（月〜金曜午前11時50分）に出演した。番組内の企画で行われたファン投票対決の結果が発表された。SHOW−WAが勝利し、メジャーデビューを勝ち取った。

番組メインMC神田愛花アナウンサーの名前を冠した「愛花を紅白に連れてって！」の一環。6月10日から14日まで、番組生放送後にネット投票を行い、同15日にはラゾーナ川崎で行われたイベントでリアル投票を実施。より多くの投票を集めたグループがメジャーデビューの権利を獲得する企画だった。結果が発表されると、SHOW−WAのメンバーたちは涙して身を寄せ合った。塩田将己は「応援してくださった皆さまに感謝しかないです。今こうしてうれし涙を流しているのは、応援してくださった皆さんのおかげです」と感謝を伝えた。

勝利したSHOW−WAは、「ぽかぽか」内で6月21日から28日まで、生歌唱を継続することも明らかに。写真集発売も決まり、7月3日放送の「2024 FNS歌謡祭　夏」の出演も発表され、メンバーたちは歓喜した。MCのハライチ澤部佑からは「まだまだこれからだからね。君たちは紅白行かなきゃいけないんだから」と激励された。フジテレビ本社に集まったファン1121人の前で「君の王子様」をパフォーマンスした。

敗れたMATSURIの渡辺真は声を詰まらせながら「メジャーデビューは失ってしまったんですけど、それ史上に絆が強くなったので。メジャーデビューよりも大きな財産になったと思います」と言葉を搾り出した。

2グループは秋元氏が監修し、25歳以上の男性を募集する異例の「夢をあきらめるな！オーディション」を経て昨年結成した。

SHOW−WAは料理研究家の寺田真二郎、元「SOLIDEMO」の向山毅、元Jリーガーの青山隼、元タレント運転手の山本佳志、元テレビ技術者の井筒雄太、大手企業「損保ジャパン　Indeed」のサラリーマンを辞めて夢に挑戦する塩田と、さまざまな経歴のメンバーが集まった6人組グループ。