BグループのSession5の終盤にSDG Team HARC-PRO.Hondaのマリオ・アジの転倒によって赤旗が提示されたほか、AグループのSession6では、KRP SANYOUKOUGYO&RS-ITOHの佐野勝人、KawasakiPlazaRacingTeamのミカ・ペレスの転倒でそれぞれ赤旗が振られた。また、同セッションの残り23分時点で、スプーンカーブでマシントラブルが発生し、このセッション3度目の赤旗が出された。セッションは約10分後に再開し、5分延長された。
午後のSession6にて今回のテスト通算トップタイムを出して、2日間のテストをトップタイムで締め括ったのは、DUCATI Team KAGAYAMA(水野涼/ジョシュ・ウォータース/ハフィス・シャーリン組)の水野。セッション序盤に2分05秒162を叩き出し、それ以外でも2分05秒台から6秒台前半のタイムで周回を続けた。
同じく2分05秒台のタイムを出して総合2番手、EWCフル参戦チームトップとなったのは、YAMALUBE YART YAMAHA EWC Official Team(ニッコロ・カネパ/マービン・フリッツ/カレル・ハニカ組)。Session6にてマービン・フリッツが2分05秒655をマークした。また、全体3番手の2分06秒096というタイムも同チームが記録した。
Aグループの2番手タイムは、Astemo Honda Dream SI Racing(野左根航汰/作本輝介/パサウィット・ティティワララック組)の野左根が記録した2分07秒303。このチームは野左根と羽田太河の2名のライダーが決定しているが、第3ライダーはまだ発表されておらず、今回作本とティティワララックをテストして、決勝のライダーを選出するとのこと。
昨年の8耐で準優勝を果たしたSDG Team HARC-PRO.Honda(國井勇輝/浦本修充/マリオ・アジ組)は、2分07秒639で12番手。午前のSession5の終盤でアジが転倒し赤旗が提示されたが、午後のSession6では國井と浦本がそれぞれ30周近いロングランを行なっていたため、マシンは無事だったようだ。
昨年、参戦初年度ながら4位入賞を果たしたAutoRace Ube Racing Team(津田拓也/バリー・バルタス/アンソニー・ウェスト組)は、2分08秒011で19番手。初日のセッションでは津田拓也が2分07秒878を記録している。最後のSession6ではバリー・バルタスとアンソニー・ウェストがロングランを行った。