平泉成、家族8人からのサプライズ手紙に涙「ありがとう」 80歳で初主演に胸中「悔しかった」

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2024年06月22日 13:27  ORICON NEWS

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映画『明日を綴る写真館』大ヒット御礼舞台あいさつに登壇した平泉成 (C)ORICON NewS inc.
 俳優の平泉成(80)が22日、都内で行われた映画『明日を綴る写真館』大ヒット御礼舞台あいさつに登壇。サプライズで家族8人から手紙が贈られた。

【集合ショット】佐野晶哉、秋山純監督とともにバンザイする平泉成

 イベントでは、今作が初主演映画となる平泉へ家族8人から手紙がサプライズで贈られた。妻・里香さんは「『大輪の花 咲かずとも 充つる日々』。色紙に成さんがずっと書いて来た言葉です。脇役としてたくさんのお仕事をしながら必死に自分を奮い立たせて来た言葉です。けれどサインを書く横顔はどこかさびしげで『幸せは家族の総合点だよ』と声をかけ何とか『充つる日々』をと心掛けて来ました」とこれまでの道のりを回想。

 続けて「成さん。おめでとう!大輪の花咲かせたね!」と祝福。「晴れやかな面持ちで明日からどんなサインをつづりましょうか。幼い孫達がおじいちゃんの代表作『明日を綴る写真館』を胸に刻める日を楽しみに」と願いを込めた。

 平泉は「大輪の花は咲かせられなかったんです。横で主役を見ながら悔しかったんです。そんなサインばっかり書いていたんですが、監督が今回持ってきてくれたもんですからね。ありがとうございました、本当に」と感謝。「泣かせに来たな」と涙をぬぐい、「本当にうれしいことです。この場に立たせていただくのに60年も経ってしまい、長いこと経ったなと思いますが、本当にありがとうございました」と頭を下げた。

 長男・陽太さんは「そんなお父さんを誇りに思い感謝してきました。夢が叶ったこと。60年間で関わった多くの人が喜んでくれると思います」、長男の妻・愛さんは「お父さんは私たちの誇りです」、長男の息子(孫)・凛人さんは「自慢のおじいちゃんだよ」とつづった。

 また、長女・季里子さんは「この映画がたくさんの人の心に響きますように」、長女の夫・祐介さんは「家族のために走り続ける姿、多くの人に夢や希望を与えるお父さんの生き様が映画を通して伝わることを願っています」、長女の娘・息子(孫の)あかりさん&あおとさんは「せいさん、えいがこうかい、おめでとう!」と伝えた。

 原作は、あるた梨沙氏による同名漫画。年齢も考え方もまったく違うが、“自分に素直になれない”という共通点を持つ2人が、人々の抱える“想い残し”のために奔走し、自分自身と向き合い、互いに影響し合いながら成長し、やがて思いもよらない奇跡を起こすさまを描く。平泉さびれた写真館を営む鮫島武治、佐野は鮫島に弟子入りを志願する気鋭の若手カメラマン・五十嵐太一役を演じる。

 イベントには、Aぇ! groupの佐野晶哉(22)、秋山純監督も登壇。観客席には、平泉の家族も来場し、平泉と手を振るなどアットホームな雰囲気なイベントとなった。

【手紙】
■妻・里香さん
成さんへ

「大輪の花 咲かずとも 充つる日々」色紙に成さんがずっと書いて来た言葉です。脇役として沢山のお仕事をしながら必死に自分を奮い立たせて来た言葉です。けれどサインを書く横顔はどこかさびしげで「幸せは家族の総合点だよ」と声をかけ何とか「充つる日々」をと心掛けて来ました。

今回、主人に大輪の花をプレゼントしてくださった秋山監督や出演者、スタッフの皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

そして、成さん。おめでとう!大輪の花咲かせたね!晴れやかな面持ちで明日からどんなサインをつづりましょうか。幼い孫達がおじいちゃんの代表作『明日を綴る写真館』を胸に刻める日を楽しみに。

※以下、一部抜粋

■陽太さん
19歳で役者を志し、ホテルを辞めた頃に想い描いた夢はいつしか「家族のため」として、少し形を変えてきたと思います。そんなお父さんを誇りに思い感謝してきました。夢が叶ったこと。60年間で関わった多くの人が喜んでくれると思います。本当におめでとう!

■愛さん
コツコツと努力を続けていれば、いくつになっても夢は叶うんだと、勇気と感動をもらえました。
お父さんは私たちの誇りです。
本当におめでとうございます。

■凛人さん
映画の主演、おめでとう!僕も頑張るから、成さんも頑張ってね!自慢のおじいちゃんだよ。また、会える日を楽しみにしてるね!

■季里子さん
すごいです。おめでとう!お母さんをはじめ芸歴60年支えてくれた人たちのおかげ。そして何よりお父さんの人柄、努力の賜物だと思います。家族のためにありがとう!この映画がたくさんの人の心に響きますように!

■裕介さん
ひとつのことを60年続ける。簡単なことではないと思います。家族のために走り続ける姿、多くの人に夢や希望を与えるお父さんの生き様が映画を通して伝わることを願っています。本当におめでとうございます!

■あかりさん&あおとさん
せいさん、えいがこうかい、おめでとう!
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