元宝塚娘役華雪りら、退団後初舞台は歌声の魔女役 水ダウドッキリで「目隠しされたい」願望

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2024年06月24日 05:00  日刊スポーツ

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朗読劇「The Voice Wars 三声王の歓笑」に初出演する華雪りら(撮影・小沢裕)

元宝塚歌劇団娘役で女優の華雪りら(30)が吉本興業主催の朗読劇「The Voice Wars 三声王の歓笑」(30日、TOKYO FMホール)で22年夏の劇団退団後、初舞台出演を果たす。作品への思いや今後の活動について語った。【松尾幸之介】


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白井悠介、野津山幸宏、保住有哉の軸となる3人の人気声優に芸人や役者も絡んで火花を散らす予測不能なコメディー劇。アドリブや観客を巻き込んだ演出も多いという。舞台経験は豊富だが「今までは台本やフリ、歩く導線まで決まっていたので…。お客さんの反応次第で変わる部分もあります。私にはなるべくアドリブは振らないでほしいです(笑い)」と共演者たちへ呼びかけた。


舞台となるヴォイシング王国に住む歌声の魔女役。歌唱の有無については「お楽しみです」といい「令嬢や子役の声を演じることは多かったですが、魔女は初めてですごく楽しみです。みなさんが想像する魔女の声を出す場面もあるので、いろいろと使い分けて頑張ります」と力を込めた。


“未知の笑い”への不安も口にするが、実は大のお笑い好き。今回も吉本主催舞台への出演を喜び、台本は吉本芸人の絵があしらわれた公式グッズのファイルに入れて持ち歩いている。今後も声を使った仕事のほか、バラエティー番組出演も目標だといい「芸人さんと絡めるお仕事もあればやってみたいですね。『水曜日のダウンタウン』に出て、(ドッキリにかけられて)目隠しされたいです」とまさかの願望も明かした。


宝塚卒団から約2年が経ち、今春からは拠点を関西から東京へ移して初の1人暮らし生活を送っている。「料理することが増えましたね。何でも作りますよ。今日も小松菜と豚肉と舞茸のみそ炒めを作りました」と明かし、都内のお気に入りスポットには宝塚現役中から東京公演時などによく訪れていたという新宿御苑を挙げた。「お花見の時期によく行っていました。四季が感じられて、自然がいっぱいあって好きです」。 宝塚で駆け抜けた20代を終え、30代は「ありのままの自分で、その時の流れに乗って自由に生きていきたい」と語る。「これまではせかせかと過ごしてきたので、何事も丁寧な暮らしをしたいと思っています。(結婚は)禁止でもないですし、何歳までとかはないですけど、タイミングが合えばという感じですね」。次々と訪れる新体験に心を躍らせつつ、さらなる飛躍を誓った。


◆華雪りら(はなゆき・りら)1993年(平5)10月14日生まれ、大阪府出身。幼稚園から小学5年までピアノと柔道を習う。10年に宝塚音楽学校入学し、12年に98期生として入団。宙組公演「華やかなりし日々/クライマックス」で初舞台。17年に星組へ組替え。22年7月に卒団。身長157センチ。血液型B。

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